双葉【アイドリッシュセブン】 (ページ13)

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鷹匡｢知ってたかい?
彼女を養成所にプロデュースしたのは僕なんだ｣

天｢九条さんが!?｣

鷹匡｢海外ではなかったけど、よく彼女をプロデュースしてた。
君と同じく、ゼロを超えることができる逸材の少女だ。
もう一度彼女をプロデュースする。そして天たちと一緒に、
伝説を超える新たな伝説を作り上げたいんだ｣

天は幼い頃に一緒にいた羽樂のことを思い出していた。

自分よりも先にプロデュースをされていた。

しかしデビューしたのは自分よりも2年ほどあと。

間に何があったのかまではわからないが、

アイドルとしての先輩で接していかなければならない。

天は不意にそう思っていた。

、

陸の容体はなかなか良くならなかった。

わたしはみんながゼロアリーナ支配人に直談判しにいっている間に

(理由は陸。陸が一番心残りだろうから)病室に行くことにした。

着替えとかを持ってくるのに壮五さんと環くんがついてきてくれた。

コンコン

『陸、羽樂だよ。入っていい?』

陸｢どうぞ｣

部屋に入ると、病院着に左腕には点滴。

痛々しい見た目になっていて、見てるこっちも心が痛い。

わたしも入院したことがあったから気持ちがわかる。

壮五｢じゃあ、僕たちはそろそろ行こうか｣

環｢おー。俺たち戻るけど、もう少しでマネージャー来るって。
うーたん、さくら会館の本番楽しみにしてっから｣

『ありがとう』

環｢あ、そうだりっくん｣

陸は何かを耳打ちされた後にめっちゃ赤くなってました。

因みにわたしは、約3000人ほどが入るさくら会館での

初のアイドルデビューが決定いたしました。