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��｢ん、ところで!! 最近Aさんはどうですか? 悩み事とか...｣
｢えっ、あ、んー...とっても些細な悩みならあります、けど...｣
��｢お、聞かせてくださいな｣
｢ダメですよっ、今崇裕さんおしごとしてないんですから!!｣
��｢ええの!! いつも癒されてるからそのお礼、させてくださいよ｣
｢そ、そう言われると...｣
��｢ね、たまにはお話した方がスッキリしますよ〜｣
｢じゃ、じゃあ...お言葉に甘えて...｣
��｢ふふ、どうぞ〜｣
今、月曜日の22時過ぎ。
明日は《なないろ》の休業日になる。
毎週ここに来れるわけちゃうから、毎回ってわけじゃないけど
月曜日のこの時間に俺しかお客さんがおらん時は決まってAさんの相談タイム。
いつも癒してもらってばっかりやけどね。
今からは選手交代。
ってことで、いきましょか。
��｢...さ、お嬢さん、いかがしましたか〜?｣
｢ふふ、お嬢さんだなんておかしいですね?｣
��｢俺から見たらじゅうぶんお嬢さんですよ〜｣
｢そうですよね、たしかに! なんか...ほんとにいいんですか...? 大した悩みじゃないんですけど...｣
��｢全然、なんでもええですよ。聞くだけじゃなくてたまには話すことも大事ですから｣
｢ありがとうございます...。実は、、｣
なんて話し始めたAさんの悩みは、その辺にいる同年代の女の子と変わらなくて少し安心する。
いつも落ち着いてて、大人なAさんのイメージだったから
少し幼く思えるその悩みも可愛くて、おかしくて。
そんな可愛い悩みをしてたらいつの間にか、なんや女子会みたいな会話してて...。笑
そんな俺らとの会話に参加するかのように、一緒にいたスノードロップが鈴が鳴るみたいにふわっと揺れた...。
Aさんの悩みが解決するのは、また別の話。
【スノードロップ:希望、慰め】
スノードロップ。 Takahiro.H 《Fin》
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作者名：maoka. | 作成日時：2021年8月13日 23時
