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珍しくよく喋る酔っ払いの声を遮るように
胸の中に閉じ込めた。
耳に入ってくるガヤガヤ煩い店内の音が
途端にBGMみたいになって
耳元で驚いたように息を潜める
彼女の声にだけ集中する。
2度目のハグは酒が飲めるようになった以外
あの日となんら変わりない関係性。
俺らはずっと同じグループの、
メンバーってだけ。
背中に彼女の腕が回ってきた瞬間立ち上った
首筋に残るAの匂い、微かに残るアルコール。
どうしたって今は役に立ちそうもない理性が
Aの首筋にちゅ、と
二人にしか分からないくらい小さな音を立てた。
「ふは、たつ くすぐったいよ」
「...マジで、本当さぁ」
俺 酒弱いからさ、
これ全部アルコールのせいだからね?
ってそんなふうに言い訳、できんのかな。
ヘラヘラと笑うA、
なんとか遅れて働き出した理性が
酔った彼女との距離を計り出す。
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透(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます^^この作品で体調不良も吹っ飛ばせるように頑張りますので、お身体大事にしましょう◎ (2021年12月20日 15時) (レス) id: f1bc6ae231 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年12月16日 16時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:透 | 作成日時:2021年10月22日 15時