木天蓼が魅せる甘い夢【紫】 ページ5
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[辰哉side]
「...たつ、」
「なに、っていうかアナタ飲み過ぎじゃない?」
収録後の打ち上げ。
ラウは高校生っていうのもあって
―次会で帰らせたけど、
二次会に突入したらまぁ皆が呑んで呑んで。
比較的酒が強くない俺は、
酔って迷惑をかけたくないのもあるし
Aと並んで端の方で、
ちびちびと呑んでいたのだけど。
「....たつがのんでねえ」
「言葉遣いが昔に戻っちゃってるのよ」
「...びーるはもういらないの!!」
「会話になってねーから!」
さっきまで俺の右肩に寄りかかって
大人しくしていたと思ったら、
突然そんなことを言い出したA。
普段俺のことを"ふっか"って呼んで、
自分からは近づいてこなくて。
いつだって俺が近づいたら
のらりくらりと行方を晦ませて、
誰にも懐かない野良猫のくせにさぁ。
酔っ払ったらこんなのとか、タチ悪過ぎでしょ。
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透(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます^^この作品で体調不良も吹っ飛ばせるように頑張りますので、お身体大事にしましょう◎ (2021年12月20日 15時) (レス) id: f1bc6ae231 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年12月16日 16時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:透 | 作成日時:2021年10月22日 15時