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「行こ、予約の時間過ぎちゃう」



いつもそうだ、俺はAに言いたいこと

一つだって言えない。










彼女が予約してくれた店は、

大通りから外れたところにあって。


通された個室に、テーブルを照らす

小さなガラスのシャンデリア。



“ちゃんとしたお店だから

 サンダルとか履いてこないでね”


言われなくたって二人で飯行くなら

ちゃんとした格好で行くわ、と

あの時言い返したはいいけど、

想像よりずっと高級そうな店内に

内心怖気づいている。



え、めちゃめちゃダサいじゃん俺。





「...どうしよう、思ってたよりちゃんとしてる」

「いや、予約したのお前だろ」

「お店紹介してくれたのは風磨だもん」



彼女からポロリとこばれる本音に


不安だったのは俺だけじゃなかったんだ


という感情と、


突然出てきたその名前に

動揺する気持ちとが混ざる。




いやまぁ、俺らと一緒にいたら


仲良くなるのはわかってたけど。




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(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます^^この作品で体調不良も吹っ飛ばせるように頑張りますので、お身体大事にしましょう◎ (2021年12月20日 15時) (レス) id: f1bc6ae231 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年12月16日 16時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月22日 15時

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