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そんな態度に彼女が「ねぇ」と呟くから。






「もしかして、」

「....」






その問いの続きを、俺は多分知っている。

そしてその問いの答えを、彼女はわかっている。






わかっているから、きっと何も聞かなかった。




「ううん、やっぱりなんでもない」





嬉しそうに上ずる声が横に並んで、

満足げに笑う彼女が全ての答えで。








「行こ。」

「うん」







珍しく彼女の方から引かれる手に、

隠そうとしていた笑みが溢れる。



来年も、その先もずっと、

その笑顔がそばにありますようにと




確かに近づいてくる年明けを数えていた。







.

赤に変わった交差点【青】→←・



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(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます^^この作品で体調不良も吹っ飛ばせるように頑張りますので、お身体大事にしましょう◎ (2021年12月20日 15時) (レス) id: f1bc6ae231 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年12月16日 16時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月22日 15時

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