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そのままするりと重みが肩まで流れてきて

私の首元に彼の短髪が触れ、

ぎゅうと抱き竦められるから。



大型犬にでも懐かれているような気分で

思わず笑みが溢れた。





「ふふ、くすぐった」

「....、」





なにも言わない彼の頭に腕を伸ばして、

その髪に触れる。



まだ長かったテクノカットが懐かしくて、

早く伸びたらいいなと思った。




短いのも好きだけどね、私は長い方が好きだよ。



だってほら、同じグループになったばかりの頃を

思い出すでしょう。




壁掛け時計の細い針が2周する、

律儀な彼がするりと腕を解いた。





「まだ良かったのに」

「気づいたら1時間とか経つからやめとく」







ありがと、という言葉と一緒に

ポンと頭に手が乗る。



さっきまでのが嘘みたいに、

また大人の顔をした目黒が薄く笑った。








その大人の下に隠した素顔を、

今は私だけが知っている気がするから。



胸の内から優越感に似た愛情がむくむくと膨らんで

その秘密を大切に守ろうと思った。







きっとこうやって執着することを、

愛と呼ぶんだろうな。







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かわいそうじゃない【黄】→←・



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(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます^^この作品で体調不良も吹っ飛ばせるように頑張りますので、お身体大事にしましょう◎ (2021年12月20日 15時) (レス) id: f1bc6ae231 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年12月16日 16時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月22日 15時

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