ep.52 ページ5
大吾side.
道枝が、Aちゃんを連れていってしまったあと。
和「じゃあ俺らも行くな！」
菜「私の、Aが…」
丈「お前はなんやねん笑。はいはい、行ってら〜。」
丈くんがはっすん達を見送る。そして俺は丈くんの手で腕をおさえられてる。だから動きたくてもあまり動けない状況。
はっすん達がいなくなった後。
大「丈くん、話って。」
丈「大西のこと。」
うん、分かってたで。丈くんが言いたいことは。きっときっと。
大「安心してや。気持ち伝えたいだけやから。」
丈「…大吾、でもさっき…」
大「あれは抑えてたのがとめられへんかった。付き合うつもりなんてない、付き合う権利なんてない。…でも取られたくなくて意地になった。」
流星くんにAちゃんのことを幸せにできるのは俺だと言われた。でも違う。俺なんかが彼女を幸せにすることなんてできない。
俺より、ずっとずっと何倍も。
道枝くんのほうが幸せにできる。
分かってたはずやねんけどな…どうしてもさっき引き留めたくなって。あのまましてたらどうなってたんやろうか？
『分からない。』
あれが答えやで、Aちゃん。俺がもう彼女の一番にはもうなれないって一番確信した瞬間。きっと彼女は悩んでるんだろう。どっちが好きなのか。
君を傷つけた俺は、選ばれる資格なんてない。…でもさ、さっき道枝くんに抵抗した言った言葉は俺の本音。
丈「……俺は、別に大吾を引き留めたいわけとちゃう。」
大「俺の気持ちなんとなく察したんやろ？あんとき、俺が引き留めて言おうとした言葉わかったから。」
大「好きやで。…幸せになってな。」
なーんて。言おうとして自分の恋を終わらせようとしたのに。ったく、丈くんは…
大「ええの、これからはAちゃんの友達としてやるから。あとで、さっきのことは謝っとくし誤解だって言っておく。」
丈「…それでええん。」
大「…決めてたことやねん。俺の彼女への気持ちを自覚したときに。」
やから、俺の恋はこれでおしまい。…充分だ、俺のシンデレラになってくれたし。俺のこと好きだと言ってくれた。これでいい、これでいい。
あとは、彼女を道枝くんに幸せにしてもらうだけだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はっすんへ。
お誕生日おめでとう！！リーダーとしてグループを後ろから支えてくれてありがとう。はっすんの笑顔に癒されてます。これからも大変やろうけど、頑張ってね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 478人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「なにわ男子」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イヅキ - あまとさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです…！自分でも書ききれた達成感でいっぱいです。本当に読んでくださってありがとうございました。 (2022年10月21日 16時) (
レス) id: 072635462a (このIDを非表示/違反報告)
あまと(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも更新楽しみに読ませていただいてました。複雑な心模様が丁寧に描かれた惹き込まれる物語で、大好きな作品でした！今まで執筆お疲れ様でした。素敵な作品をありがとうございました！ (2022年10月19日 20時) (レス) @page50 id: 4e08d1fad2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：イヅキ | 作成日時：2022年8月7日 20時
