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【sv】
「……早乙女 紅蓮、好きに呼べば良い。別にお前からどう呼ばれようと俺には関係無いし、興味も無いからな。……別に、仲良くしたくないとは言ってないだろ?……まぁ、よろしく」
「まだ問題見つからねえのか?しゃーねえなぁ、俺が手伝ってやらァ。……あ?俺は良いのかって?……いーんだよ、お前はそんな事考えなくて。今は自分の事だけを考えていな」
「……ふ、…そろそろ良いか……。後は、彼奴らだけで乗り越えられるだろ。……ッはは……俺、今から死ぬんだな……実感ねえよ……否、長話している時間は無いか…じゃあな、お前等。俺ァ、幽世で見守ってるぜ?」
「ッ俺クソだせぇ……すまん、嫌だったろ…ごめんな。…忘れてくれ。…ッ、今、見んなッ……気持ち悪い顔してっから……ッておま……!!……はぁ……本当に…俺、だせぇな……」
「なァ、マスター。お前に頼めばある程度の物は得られんのか?…あぁ、問題を貰うわけじゃねえさ。そんなもんに興味無えよ。俺は、___が欲しいんだが、用意してもらうのは可能かい?」
「俺の名前、ねぇ……ふは、知らねえし、知りたくもねえな。……俺は、現実を知って辛い思いするより、現実を知らねえで幸せの方が良いんだ。…はは、弱えな、俺は。……お前ならこんな時どうした?__。」
【備考】
一人称:俺
二人称:お前、呼び捨て
三人称:お前ら、お前達
彼の両親は事故で亡くなった。不運な事故だった。だれもが彼を憐れんだ。「可哀想」と言われた数など、もう忘れてしまった。
両親の顔なんて覚えていない。覚えているのは、両親が与えてくれた名前だけ。…まぁ、覚えているとしても、うろ覚えだが。
それから独りになった彼は、早乙女家に引き取られた。そこでの生活は苦痛だった。腫れ物に触る様な態度、言動が嫌だった。
___俺は、普通を求めていたかっただけなのに
…彼は「可哀想」という言葉が嫌いだ。彼を蔑むその言葉が、彼は大嫌いだ。
___「両親を亡くして可哀想」
___「愛情を与えられなくて可哀想」
___「独りぼっちで可哀想」
___「生きていて、可哀想」
煩い、煩い煩い煩い。
俺は可哀想じゃない、可哀想じゃないんだ
だからッ……
「俺に、可哀想ッて、憐れむんじゃねえよ……!!」
______そういうの、クソウザイから。
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千の集合体(プロフ) - ほぴろーさん» せ全然良いですよォオオ!!!!!了解です!!!! (2020年9月24日 21時) (レス) id: d21f2be2de (このIDを非表示/違反報告)
ほぴろー(プロフ) - 千の集合体さん» ありがとうございますぅぅぅ!ここだとチャットになりかねないのでそちらのボードにお邪魔させて貰っても宜しいでしょうか…? (2020年9月24日 21時) (レス) id: aa0224129e (このIDを非表示/違反報告)
千の集合体(プロフ) - ほぴろーさん» おぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁ嬉しいです……!!!!!!!是非組みましょう!!!(歓喜)どんな関係がよろしいでしょうか……? (2020年9月24日 20時) (レス) id: d21f2be2de (このIDを非表示/違反報告)
ほぴろー(プロフ) - 書き込み失礼します。夢宮 夢宇都で参加させて頂いておりますほぴろーと申します。もし宜しければ関係を組んで頂けないでしょうか? (2020年9月24日 20時) (レス) id: aa0224129e (このIDを非表示/違反報告)
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