【七つの大罪】その少女、大罪人part５

１９３　その少女、悪魔の手 ページ10

グランは壁に当たったようで瓦礫のなかに埋まっていた


『悪魔の血を・・・飲まされたんだね』


起き上がってきたグランに言った


『君が今こうして生きているのは私のせいだろう？』


私を見て呻きを上げる


『私が君をよみがえらせてしまった
だから・・・』


こちらに向かって剣を振ろうとするが、再び瓦礫のなかに吹っ飛んでいった


『私の手で終わらそう』


かざした右手は化け物の手


悪魔の手だ


グラン
「う"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"」


ヒュッヒュッと空を切るグランの拳


『辛かったよね』


バシッと掴み思いっきり地面に叩きつける


『ごめんね、逃げてて』


グラン
「ダマレダマレダマレダマレッッッ！！！」


グランは上に手を上げ複数の黒い結晶の剣を出す


腕を降り下げるのと同時に私に向かって落ちてきた


私は避けることなく、その場に立っていた


ドドドドドドドド

１９４　一人ボッチ→←１９２　その少女、決着をつけに

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す