【七つの大罪】その少女、大罪人part５

２０７　その少女、願い ページ24

〈NOside〉


しかしヘンドリクセンは焦るどころか口元を上げた


ヘンドリクセン
「なんとも勇敢な王女だ。だが貴様もただの駒にすぎん」


エリザベス
「どういう・・・？！」


ヘンドリクセン
「本来の目的は魔神復活、それから悪魔復活だ」


その言葉を聞き、Aはビクッと反応した


ヘンドリクセン
「貴様だけでは悪魔は復活しない。
貴様は人質だ、こやつのな」


エリザベス
「じゃあ最初からAを・・・！！」


ヘンドリクセン
「さぁ王女、貴女のその勇敢な行為
見せていただこう」


ドサッとAを落とた


そしてエリザベスの腕を掴み、短剣を喉に近づけさせた


その瞬間、ガキンッという音と共に短剣がエリザベスの手から離れた


ヘンドリクセン
「・・・流石」


ヘンドリクセンの視線の先には息を切らしてるAがいた


『エリー・・・君には、死んで欲しくない』

２０８　一人の→←２０６　その少女、足掻き

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す