【七つの大罪】その少女、大罪人part５

１９５　ヘンドリクセン ページ12

Aは彼の名を呼ぼうと口を開いたがそれは叶わなかった


グラン
「ガハッ」


『ゴボッ』


二人は吐血し、そのまま倒れた


コツコツと二人のもとへ誰かがやって来た


「貴様はもう用積みだ」


その者は倒れているグランの傷口めがけて蹴りをいれた


グラン
「ゲホッゴホッ」


『誰、だ』


Aはその者を見た瞬間、目を見開いた


『何故君が・・・！








ヘンドリクセン！』


右手がなく何故か若くなっており、黒い模様が体を包んでいた


ドカッバキッ


抵抗のしないグランに次々と攻撃するヘンドリクセン


『やめて』


聞く耳も持たず続ける


『やめて！！』


ピタリとやめたがグランはピクリとも動かなかった


『グラン・・・？』


体を引きずりグランの元まで行き、呼吸を確認するが


『嘘、だよね？』









息をしていなかった

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