第54話 ページ10
『ふっかぁああああつ！！！』
私はそう言いながら自室のドアを勢いよくスパーン！と開けた。
医務室もいいけど、やっぱこの部屋が落ち着くなぁ〜。
そう思い、机を見ると一枚の紙が置いてあった。
ん？なんだこれ。
！？
開くとそこには「天井見て」と書かれていた。
天井を見ると、ハズレという紙が貼ってあった。
なんかムカつくな...誰だよ。見た事ない字だし
？「ふふw君、面白い。」
っ！気配がなかった...知らぬ間に背後を...
しかもこの声...
『っ！』
私は急いでそいつから離れ、縄鏢を構えた。
『お前がどうしてここに居る... 矢場井！』
矢場「そんな殺気たてないでよ〜。でも仕方ないか。一度殺されかけた相手が目の前に居たらそうなるよね」
『何しに来た。』
矢場「ん〜、今は忍務じゃないし、そうだなぁ〜遊びに来たって所かなぁ〜」
は？
矢場「あ、今信じられん！って顔したでしょ。さすがにショックだなぁ。私だって君を殺そうとしたのは事実だけどあれは忍務の一環として仕方がなかった事だし。でも君はあの猛毒にも耐えて生きてる。それに傷も治ったみたいだし、凄いね〜。私は君の強さに感動したよ！」
こいつは本当にやばい。
矢場「ねぇ、君、私を殺してくれない？本当は君を殺してみたいけど、君に殺されたら幸せだろうなぁ〜」
『何言ってるんだ？』
矢場「ん？えっとね、簡単に言うと僕が死ぬか、君が死ぬかどっちがいい？」
ここでコイツに手をかけたらコイツと同じになる。だが、コイツを必要としてる人は少なからず居るはず...
『そんなの...』
矢場「そんなの選べない。」
『!?』
矢場「君って優しいよね〜。可愛い。じゃ〜...ジャンケンしようか」
『は？』
矢場「最初はグー、ほら早く〜」
『さ、最初はグー』
矢＆A「『じゃんけんぽん』」
向こうはパーで俺はグーを出した。
矢場「私の勝ち。君はこれで死んだって事にしておくね」
『それって？』
矢場「私も君は殺したくないしね〜。君を気に入った。今後の成長も楽しみだし。だから生かしておく。」
『ジャンケンはなんだったんだ？』
矢場「ん〜と、私が勝ったから君は死んだって事になったの」
『もし、俺が勝っていたら？』
矢場「私が本気で君を殺してた！」←ただの負け惜しみ
『結局か...所でお前は...一体...』
矢場「今は君の味方だよ。」
『...』
矢場「あ、人が来たみたいだ。またね、AAくん」
『！？』
奴は直ぐに屋根裏から去っていた。
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はるか(プロフ) - qさん» qさん、コメントありがとうございます！楽しんで下さっているようで凄く嬉しいです。^^ (9月12日 19時) (
レス) id: 95c79412d3 (このIDを非表示/違反報告)
q - わあああ！新作ありがとうございます！いつも読んでます！めちゃくちゃ面白いです！ (7月28日 15時) (レス) id: ed7dbd6ca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか | 作成日時：2023年7月17日 16時
