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雑渡さんが医務室から離れた時、私は手元にある忍装束を広げた。
すると、パサっと、紙が落ちた。
『なんだろこれ。伊賀のAくんへって俺にか』
広げると、そこには
「お大事に 」という文字と、雑渡さんがピースしてる絵が描かれていた。
『ふふww』
やっぱ、あの人良い人だよなぁw
ま、味方に居ればの話だけど。
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯという走る音が近づいてきたと思ったら、 スパン！という音を立てて医務室の戸が開いた。
小松「A！ここに入門者来なかった！？」
『あぁ〜雑渡さん来たよ。もしかして入門票と出門票サインしてない感じ？』
小松「また雑渡さんか...！じゃ僕行ってくる！」
そう言いながら秀作は走っていった。
元気だなぁ〜。
さてと、雑渡さんパペット作るかぁ。
するとカーンという鐘の音がなった。授業終わったのか。
そういや、そろそろテストだよなぁ。あれ？私のテストどうなったんだろう。中間は免除になったけど、流石に期末は免除って事はないよな。
でも実技試験は出来ないだろうし、もしかして落第？
伊作「失礼します。って、空気が澱んでる...」
『伊作ぅぅ...私、今期落第かなぁ？』
伊作「何だ、そんな事ですか。」
『え、軽くない？』
土井「その事なら問題ないぞ。」
『土井先生！どうしてですか？』
土井「実は学園長が、Aが作ったプールを気に入ったらしく、そもそも試験免除って話が出てたんだ」
『まじですか！？』
確かに、学園長、最近よくサングラスしながら浮き輪でプールに浮かんでるけど。
土井「そういう事で試験の心配はしなくていい。ちなみに夏休みの課題はあるからな。」
『今回も去年みたいに実地系のやつですか？』
土井「それは、まだ言えない」
『ｲﾀｯ...』
話しながらパペット縫ってたら指に針が刺さった
伊作「あ〜もう大丈夫ですか？指見せてください」
『ありがとうな、伊作』
土井「ところで、腹の傷はどうだ？」
『もうすっかりくっついてます！』
そう言って腹の傷を見せた。
土井「本当に回復早いよな...」
『刺さったくらいならまだ。流石に和也と進次郎の戦い止めに行った時に、進次郎の苦無がもろ腹に刺さった上に裂けた時みたいな事がなければ』
伊作「えっ！あの怪我ってそんなに酷かったんですか？！」
『今回もやばかったけど、あの時が1番死にかけた。この傷だよ』
私は腹にある10cmほど斜めに線になってる傷を指した。
伊作「これがあの時の...」
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はるか(プロフ) - qさん» qさん、コメントありがとうございます！楽しんで下さっているようで凄く嬉しいです。^^ (9月12日 19時) (
レス) id: 95c79412d3 (このIDを非表示/違反報告)
q - わあああ！新作ありがとうございます！いつも読んでます！めちゃくちゃ面白いです！ (7月28日 15時) (レス) id: ed7dbd6ca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか | 作成日時：2023年7月17日 16時
