第56話 ページ16
留三郎side
文次「はぁ、なんで勝負バカと忍務に行かないと行けないんだ...」
留三「あぁ？お前なんて言った？俺だってお前と忍務なんてごめんだぁ！」
文次「なら帰ればいい！俺はこの忍務を一人でやる」
留三「帰るわけないだろ！」
小平「今日も喧嘩か！？」
いさ子「二人とも喧嘩はダメよ！人に見られちゃうわ！」
という風に文次郎といつものように言い合いをしながら俺たち六年生は忍術学園を出た。
今回の忍務は忍術学園の近くの城が戦に巻き込まれるかもしれないという情報を聞き内密な依頼が来た。戦に巻き込まれるのを阻止するために我々六年生も先生方と協力し動く事になった。
俺と文次郎は、城の外で怪しい者がいた場合捕らえるのが今回の忍務だ。
そこまで大きな城では無いため一人でも十分だが、しんベヱの一言で学園長先生が思いつかれてこうなっている。
はぁ...
そして、ほか四人は商人として城へ潜入し仙蔵と伊作は依頼主に先生方が偵察して書いた密書を届け、ろ組は、二人の護衛をしつつ城内に怪しいものが居ないか見ることになっている。
それはいいとして
留三「なんで伊作は女装してるんだ？」
いさ子「元々どっちかが女装をする事になってたんだけど、ジャンケンで決める事になって...」
あぁ、負けたのか。とことん不運だな。
留三「なぁ、仙蔵、
仙蔵「いや、先生はこれを届けろとしか言ってない。」
伊作「でも、戦に巻き込まれるのを阻止する手伝いをする為にって言ってたわよね」
仙蔵「あぁ。」
小平「ま、細かい事は気にするな！！私達がやるべき事をやればいい！」
留三「それもそうだな。」
長次「もそ、城が見えてきた。」
文次「あそこか。ここから、別れた方が良さそうだな。」
仙蔵「そうだな。じゃ、文次郎、留三郎、また後で。」
文次「あぁ。」
伊作「喧嘩して怪我しないでね〜！」
留三「分かったから前見て歩け。転ぶぞ」
と言った傍から伊作が後ろに倒れそうになっていたが仙蔵が支えて何とかなった。
ほんとうに優しいが、危なっかしいやつだな。
そうして、俺は文次郎と二人になり、城の周りの森を歩いている。
留三「はぁぁ...」
文次「ため息つくのやめろ。気が散る」
コイツとの忍務は納得いかないが、忍務なのでやるしかないと思うと、ため息が出る。
だが、それより
留三「文次郎」
文次「あぁ。分かってる」
ざっと十人ほどか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はるか(プロフ) - qさん» qさん、コメントありがとうございます！楽しんで下さっているようで凄く嬉しいです。^^ (9月12日 19時) (
レス) id: 95c79412d3 (このIDを非表示/違反報告)
q - わあああ！新作ありがとうございます！いつも読んでます！めちゃくちゃ面白いです！ (7月28日 15時) (レス) id: ed7dbd6ca9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はるか | 作成日時：2023年7月17日 16時
