第55話 ページ13
ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ ﾋﾟｼｬｰﾝ！
と大きな音をたてて雷が落ちた。
伏木「きょうは天気が不安定ですね〜」
『これじゃ干そうと思っていた包帯も干せないな』
伏木「ですね...」
私は今日委員会の当番であるため、同じ当番である伏木蔵と医務室で薬の調合や包帯巻などをしていた。
伏木「そういえば一昨日、学園長先生が思いつかれてましたよ。それが関係してるのかもしれませんね」
『え？一昨日？』
伏木「はい。乱太郎から聞いたのですが...」
〜一昨日 お昼〜
きり「乱太郎〜、しんベヱ〜、食堂行こうぜ〜」
乱しん「「うん！！」」
お昼前の授業が終わった乱きりしんは食堂へ向かった。
するとそこには、
留三「あぁ〜?!その忍務実習は俺が行くと言っているだろ？」
文次「いや、俺が行く！それに、もう先生には話がついているんだ。お前には関係ない！」
小平「おぉ〜！楽しそうだなぁ！私も混ぜろ！」
伊作「二人とも落ち着いて〜！小平太は混ざらないの！」
仙蔵「小平太！ステイ！」
きり「中在家先輩これどうしたんですか？」
長次「ﾓｿ...ﾓｿﾓｿ...」
乱太「きりちゃん、中在家先輩なんだって？」
きり「明後日の忍務実習で曲者と戦えるかもしれない、ギンギンに鍛錬できる！！ってなった潮江先輩と勝負だ！ってなった食満先輩が我こそは！と実習の奪い合いしてるらしい。」
乱太「そうなると、七松先輩と中在家先輩もやりたいんじゃないですか？ほら！先輩鍛錬いつもしてますし」
長次「ﾓｿﾓｿ...もそ...」
きり「やりたいけど、七松先輩と中在家先輩は他の役割があるんだってさ」
乱太「そっかぁ...」
しん「ねぇ、その忍務ってひとりじゃないとダメなのかな？」
乱太「どういうこと？」
しん「食満先輩と潮江先輩の二人で忍務に行けばいいんじゃない？」
しんベヱのその一言で食堂が静まり返った。
留三「しんベヱ今なんて言った？」
しん「？？...食満先輩と潮江先輩の二人で忍務に行けばいいんじゃない？って言いました」
留三「俺がコイツと二人で？」
文次「ないないない！誰がこんな勝負バカと」
留三「あぁ?!!俺もこんな鍛錬バカとはごめんだ」
文次「んだと〜？」
伊作「あ〜も〜！！」
「思いついたぞ〜！！」
という声とともに煙で食堂が真っ白になった。言わずともがな学園長先生である
文次「が、学園長先生、何を思いつかれたのですか？」
留三「まさか...」
学園「その、まさかじゃ！」
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はるか(プロフ) - qさん» qさん、コメントありがとうございます！楽しんで下さっているようで凄く嬉しいです。^^ (9月12日 19時) (
レス) id: 95c79412d3 (このIDを非表示/違反報告)
q - わあああ！新作ありがとうございます！いつも読んでます！めちゃくちゃ面白いです！ (7月28日 15時) (レス) id: ed7dbd6ca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか | 作成日時：2023年7月17日 16時
