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奴はどうして私の本名を...
ガラガラガラッ!
『わぁっ!...なんだ、土井先生ですかぁ...』
土井「そんな驚く事ないじゃないか。の前にこの部屋の戸、建付け悪くないか?」
『...え?本当ですか?』
私は戸を開け閉めの動作をした。あ、これやったわ。多分、54話冒頭で...
『い、勢い余ってやりすぎました...あはは』
土井「はぁ、全く、しっかり直しておけよ」
『はい。ところでどうしてここに?』
土井「あぁ〜いや、今、Aに用あるのはこの子達なんだ。」
土井先生の後ろからひょこっと顔を出す一年い組の良い子達
土井「じゃ、私はこれで。出張なんだ。」
そして、土井先生は急ぎ足で私の部屋を後にした。
『今ちゃん、どうして私の部屋に?』
私は一年い組の学級委員の今福彦四郎に声を掛けた。
今福「実はですね...」
話をまとめると、
安藤先生に座学だけでなく一年は組のように実践にも強い子になって欲しいと言われた。
なので、は組の実技担当山田先生の元へ向かったが、出張でおらず、土井先生に話しかけた所、土井先生もこの後出張で留守になるため、私を紹介され、ここに来た。
今福「という訳です。」
『はぁ、なるほど。いいよ。協力するよ。』
今福「本当ですか!?」
『もちろん。後輩の頼みだからね。午後の授業は?』
上ノ「先生達、出張みたいで無しになりました。」
『そっか。』
そういや、近くの城の戦がどうたらって言ってたなぁ。
危なそうだから学園敷地内でやるか。
『よし、じゃあ皆、私に着いてきて!っと、その前に。』
い組の良い子達が皆、首を傾げた。
何それ、可愛い!!! じゃなくて
『皆、今持ってる教材を私に預けてくれ。』
ん?って表情をしていたが渋々私に手渡した。
黒門「あの、手裏剣等の武具は?」
『あぁ、それは持っていていいよ。』
私はそう言いながら、い組の皆から集めた教科書類を風呂敷に包んで押し入れに隠した。
任暁「何してるんですか?教科書は?」
『左吉、そんな顔しなくても、私の実技の練習終わったらしっかり返すよ。』
不安そうな顔をする左吉の頭を撫でた。
『じゃ、行こうか。』
一い「「「「はい!よろしくお願いします」」」」
可愛いなぁ〜。一年い組の良い子達が私に頼ってくるなんて座学の勉強位だし、嬉しい。
そう思いながら、学園内にある、罠や壁が沢山ある訓練場に向かった。
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はるか(プロフ) - qさん» qさん、コメントありがとうございます!楽しんで下さっているようで凄く嬉しいです。^^ (9月12日 19時) (レス) id: 95c79412d3 (このIDを非表示/違反報告)
q - わあああ!新作ありがとうございます!いつも読んでます!めちゃくちゃ面白いです! (7月28日 15時) (レス) id: ed7dbd6ca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はるか | 作成日時:2023年7月17日 16時