【刀剣乱舞】乗っ取られたんで審神者やめてS.O.N.G.に行こうと思います【戦姫絶唱シンフォギア】

決断と真実(本丸side) ＿ ページ39

「ねぇ…どうすれば…」

「＿＿＿＿＿、どうすればいい…どうすれば…」

「…お前たちに二つ選択肢をやる…

一つ、このまま過ごし、見習いが捕縛され、この本丸が壊れるまでそのままでいるか。

一つ…









明後日、俺はこの本丸を抜け出して、主のもとに行く。
俺についてきて、主に許しを請うか。

主の胸の歌を、これ以上汚さないように、よく考えろ





…お前は、もう決めたんだな。」

＿＿＿＿＿は＿＿＿＿＿の手元を見て、それを奪った。

「＿は決めたようだな…期限は、明日の夜。それまで俺は遠征を繰り返すからいない。」

「「………」」

「俺はここにいれば出発の日から数えて七日で顕現が解ける。次に解けるのは、お前たち二人だ。顕現が解ける前に、方を付けたい。

お前たちだけでも、救い出したい。」

「「！！！？」」

突如として発せられた「顕現が解ける」という言葉に、二振りは動揺する。

「は…顕現が…？」
「…どうして…どうして君が？」

「見習いはこの本丸から音楽をすべて奪ったことから始まった。
最初に権限が解けたやつらは、入手困難ゆえに主の歌を密に受けた短刀。次に消えたのは、最後まで迷った挙句、ここに残ることを決めた刀剣。


次に狙われるのは…俺と＿、主の胸の歌を信じている刀剣。次からは、無差別だ。

明日の夜、誰にもばれないように出陣ゲートを出る。来るのなら、償う意志があるのなら、戦の準備をして来い。」

そういって彼は出て行った。

その背を、現実を目の当たりにした二振りは、

醜い見習いの甲高い声を背に、呆然と見送るのだった。


果たして、この二振りはどちらを選択するか…

山姥切国広side→←本丸side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す