【刀剣乱舞】乗っ取られたんで審神者やめてS.O.N.G.に行こうと思います【戦姫絶唱シンフォギア】

あの人は？__ ページ37

『薬研君、LiNKERの製造のヒントを見つけたんだってね、お手柄だよ。
ここのLINKERはプロトタイプで、副作用がキツいんだよね…
奏さんもかなり命を削って…』

あれ？

そういえば…

『司令…翼さん…




奏さんは…奏お姉ちゃんは…！？』

そう叫ぶと、

そこにいたS.O.N.G.の皆が凍りついた。

「！？…そうか、Aは、知らなかったのか…」

「Aちゃん…本当に…何も…知らされてなかったんだ…」

えっ…どういうこと…

「…奏は…３年前…ツヴァイウィングのライブを襲撃したノイズを…絶唱で…」


えっ…

『絶唱…？
奏お姉ちゃん…適合係数低くて…LiNKERで身体はボロボロで…』

絶唱は、ほぼﾀﾋを意味するも同然で…


「…すまない…私にも…止められなかった…」

「ああ…最後まで、急にいなくなった君の事を案じて…消えてしまった。」

うそ…でしょ…

『奏お姉ちゃん…』

両親をノイズで失ってから１人になった私を、奏お姉ちゃんは本当の姉かのように可愛がってくれた。

「Aちゃん！！」

『…ん？』

突然、響ちゃんが私の手を握った。

「私ね！奏さんに助けられて、奏さんのガングニールを受け継いでここにいるの！
私に「生きるのを諦めるな」って言ってくれたの！
今はマリアさんのガングニールを受け継いだんだけどね…」

「奏のガングニールは、立花が受け継ぎ、そして奏のガングニールを受け継いだ立花がいたからこそ、今のこの仲間がいるんだ。」

『…そうなんだ…』

奏お姉ちゃんは、ちゃんと安らかに眠れたのかな…
＿＿＿＿＿＿＿

あのあと自室に戻り、携帯の通知を確認していたら、発信元不明なメッセージがあった。




___A、だったな、今は。翼のこと、よろしくな。


『！？』


…うん。司令室からみた響ちゃんのガングニールは、アームドギアは違えこそ、確かに奏お姉ちゃんのガングニールだった。

…見てて、僕も奏お姉ちゃん見たいに頑張るからね！

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