S.O.N.G.就任 ページ17
S.O.N.G.side
「局長は、どうしてあんなことを…」
指令室に全員集まった中、一人マリアが考えていた時、
ドアの開く音とともに、五人の人影が現れる。
そして四人の少年や青年の真ん中に立っていたのは
『…』
「!!!?…嘘…」
「「マリア?」」
「マリアさん?」
二度と会うことのないはず…
六年前に目の前で失ったはずの…
「セレナ…!?」
そういうことだった。
新しく来る少女は、マリアの妹であるセレナにとても似ていたのだ。
____
Aside
皆と指令室に入った途端、近くにいたお姉さんが僕を見て「セレナ」と呼んで崩れ落ちた。
どうしたのかな…
警戒しているまんばたちを制して、お姉さんの元に駆け寄る。
『…お姉さん?僕はAというのですが…セレナさん…とは?』
「あぁ…ごめんなさい。
六年前に亡くした妹に、よく似ていたから、つい…」
『あ、身内の方をなくされていたんですね…失礼しました。』
でも、たぶん、僕もお母さんやお父さんにそっくりな人がいたら、泣き崩れていると思う。
だから、お姉さんの気持ちが、ほんの少し、わかる気がした。
『僕も、ノイズに両親を奪われました。
だから、お姉さんの気持ち、ほんの少し、わかる気がします。』
「あなた…」
立ち上がって辺りを見回す。
『弦十郎さん、翼さん、友里さん、藤尭さん、お久しぶりです。
そして、他の皆様は初めまして。
僕はAと申します。
「時の政府」にて歴史を変えようとする組織と戦うための刀剣男士を率いる審神者を務めていましたが、
諸事情により、職を引退しましたので、今後は、自分の力を必要としてくださったS.O.N.G.にて、お力になれればと思い、参上した次第です。』
「うむ、よろしくたのむ。して、後ろの四人が、ついてきた仲間だね?」
『はい。彼らは、先ほど申し上げました、刀剣男士のうちの四人です。』
局長の側にいる銀髪のお姉さんと翼さんが目を見開く。
「!!…だから腰に物騒なもんを持ってたのか。」
「あれが、刀…?」
『はい。彼らは、史実で実際に打たれた刀の付喪神であり、僕の霊力によって、人の形を得ています。』
「「か、神様/デース!!?」」
さっきのお姉さんの側にいたまりあ?さんのそばにいた二人が双子みたいに口をそろえた。
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稲妻なのか(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます。申し訳ないのですが、私の守備範囲が狭いもので、リボーンなどは、CMとかは見たことはあるのですが、内容を知らないので、ご期待に添えないのです…。こんなやつでよろしかったら、引き続きお楽しみください。 (2018年8月2日 11時) (レス) id: a3db1a7da8 (このIDを非表示/違反報告)
稲妻なのか(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます!適合者審神者が少なすぎるんです…ほんと…更新頑張りますね! (2018年8月2日 11時) (レス) id: a3db1a7da8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 適合者審神者がこんなところにいたなんて…(感涙)更新頑張ってください! (2018年8月2日 10時) (レス) id: ab350f541a (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く良かった作品で続きが楽しみです。今後他の作品を作る予定があったら刀剣乱舞とコラボかトリップか転生したリボーンかぴちぴちピッチかKアニメか転生したらスライムだった件の作品が読んで見たいです。説明が下手ならすみません。これからも更新頑張ってください。 (2018年6月6日 5時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮シロ@ブイブイ(プロフ) - こんにちは!例のESS部員です。早速やってきました!!文才が素晴らしくて、沢山勉強させてもらえました(*^^*)これからも無理はせず更新頑張ってくださいね! (2018年5月28日 20時) (レス) id: f499c0d44e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:稲妻なのか | 作成日時:2017年12月20日 0時