【刀剣乱舞】乗っ取られたんで審神者やめてS.O.N.G.に行こうと思います【戦姫絶唱シンフォギア】

新天地へ＿ ページ15

お迎えに来たのは、あの時、手紙を届けに来てくれたお兄さん、緒川さんだ。

『お、緒川さん！』

「Aさん、五年ぶりです。大きくなられましたね。」

『当然ですよ。学校は行けてないので、中学はフリースクール、高校は通信制でなんとかしてます。』

「あなたさえよければ、またリディアンにもどってもいいんですよ？」

『考えてみます。最近色々あって一つだけ単位逃したんですよ。』

「…乗っ取り、ですか？」

ああ…話したんだ。

『…あ、あの、後ろにいるのが、手紙にも同封した仲間です。

まんば、とりあえず自己紹介ね。』

「…山姥切国広だ。」

「薬研藤四郎だ。」

「僕は堀川国広。」

「拙僧は山伏国広である！」

「俺たちを受け入れてくれたこと、感謝する。

のいず、とやらに対抗はできないと思うが、戦闘経験ならそれなりに積んでいる。」

「もし僕たちにできることがあるなら、協力しますね！」

「S.O.N.G.でエージェントを務める緒川です。
これからよろしくおねがいします。それでは、行きましょうか。」


さようなら、もう二度と、会うことはないんだろうね。

＿＿＿＿＿＿＿

車中＿

「…Aさん。」

『はい。』

「先ほども言ったように、お話は役人さんから全て聞きました。」

ピシっ

車内の空気が凍った気がした。

「…自分からは何も言いません。でも、いつかは話してくださることを信じています。」

そういえば、乗っ取りのことは手紙に書かなかったんだっけ。

『わかってます。あまり言いふらして、政府のことが漏れたらいけなかったので、安全が保障されたところできちんとお話したかったんです。』

「あんた、全て聞いたということは、俺たちのことも聞いたんだな？」

『ちょ、まんば…』

「はい。あなた方が刀の付喪神であることは承知しています。あらためて、あちらでお話しさせてもらいますね。

そして、念のため、全員に身体検査を受けてもらいます。」

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