侍の紅一点 3 (ページ12)

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ほらーページ12

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北斗『A～』

現在、松村宅です。

彼氏にするなら俺って答えた松村北斗

他の人は汚いって言っていた松村北斗

そんな松村北斗の家になんでいるかって？

ん～、、彼女だから！！(違う)

いやね、呼ばれたんです。

一緒にホラー映画見ねぇ？って。

勿論即答ですよ？

ホラー映画苦手だけど。

北斗『どれがいい？』

おっと、選べるのですね。

『どれが1番怖くないですか？』

北斗『どれも同じくらい怖い』

『えーじゃあもうなんでもいいこれで』

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開始10分。

怖いです。

ムードが大事だろとか訳の分からないこと言って部屋の中真っ暗なんです。

『ぁぁぁぁあぁ、ぁぁ、はぁあぁぁ』

北斗『うるさいよ笑怖いの？』

『めっっっちゃ怖いです』

北斗『じゃ、手繋いどく？』

と言って指を絡ませてくる北斗くん

『へっ、』

北斗『なに、緊張してんの？手汗かいてんじゃん』

『手汗かいてきちゃった』

と、映画の方では霊が。

『キャァアァアァァァァッ！』

北斗『うわぁぁぁうるさ！！』

『も、むり、(泣)』

北斗『お前の叫び声の方が怖いわ。俺も無理見たいの』

『北斗くんの意地悪、』

北斗『そうだよ俺意地悪だから』

と言いながらも、泣いてる私を自分の膝の上に乗せてテレビの画面が見えないようにしてくれる。

北斗くんなりの優しさ。

決してDVD止めてくれる訳じゃないけど。

北斗『うおっ、』

北斗『あ～凝ってるなぁ』

北斗『あ、この表情めっちゃいい参考にしよ』

よくホラー映画で演技の勉強なんかしようと思うよね、うん。

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北斗『A、終わったよ、起きて』

『ん、、、？』

いつの間にか北斗くんの上で寝てたらしい。

『っあ！ごめんなさい！重かったですよね？！』

北斗『お前軽すぎだわ。飯食ってんの？』

『え、あ、一応、』

北斗『今度飯連れてってやるから、空いてる日また教えて』

『っはい！！』

なんだかんだ優しい北斗くんでした。

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