♯90 久しぶり２ ページ45
マ「……チッ、一番隊!!」
突然の出来事に舌打ちをしながらも、自分の隊に合図を出す。
『うおっしゃー!!』
一番隊と呼ばれた彼らは武器をかまえて私にそれを向け始めた。
あ「よっ、と！か弱い女の子にこんな全員なんて卑怯じゃない？」
攻撃をかわしながらも余裕の笑みを浮かべて見せる。
こんなの過去の戦闘に比べたら屁でもない。
それに、奴れい生活を送ってきた時も足に付けた『おもり』は
そのままつけていたのでブランクとか全くない。
…というか、手錠が邪魔で外せなかったのだけれど。
オヤジさんのいる場所は気配で大体分かる。
あそこまでに彼らが辿り着かせてくれるかが問題だ。
あ「はッ！」
すかさず図体の良さそうな男に蹴りを入れる。
マ「…『か弱い』なんざよく言えたもんだねい……。」
額に汗を浮かべるマルコ。
このままでは埒が明かない、と自分も悪魔の実の能力を発動する。
…青く透き通った羽が舞った。
あ「…うわぁ、綺麗……。」
思わず感嘆の声を漏らす。
マ「敵に見とれてる場合かねい？」
あ「うわっ、ちょっとその格好でしゃべらないでよ。イメージ崩れる。」
マ「余計な御世話だい！」
こめかみに青筋が増えた。
……あの羽毛に触りたかったな…。
――――ガシッ！――――
マ「……ッ!?」
あ「とりゃあ!!」
マルコの腕を掴んでそのまま背負い投げを決める。
そのまま彼は積んであった樽に激しく衝突した。
あ「…めんどくさいことになった。」
船内からは沢山の船員が出てきていた。
その中には見覚えのある隊長格の人もいる。
「マルコが…一撃!?」
「な、なんて奴だ…！」
「よくもマルコを……。」
隊長格らしき方々が驚きの声を発する中、
一人だけ笑い声を上げる男がいた。
「ぶはっ！マルコの奴弱いな！やっぱ俺がいねェとダメか!!」
今時リーゼント流行らないよ？と突っ込みたくなるほど
見事なリーゼントを額の上に作っている男。
私的にはフランスパンに見えないこともない。
あ「………サッチ、だよね。」
そっか、まだティーチは『ヤミヤミの実』を見つけていないんだ。
サ「ん？何で俺の名前知ってんだ？」
あ「ん〜、何でだろうね？」
首を少しかしげてニコッと笑う。
サ「かっわいいな〜！……でも、オヤジには会わせらんねェぜ。」
声色が途中で変わった。
あ「…残念。」
…もう攻撃はしないでいいか。
全部避けてオヤジさんのところまで行こう。
そうして私はゆっくりと足首の重りを外した。
＊
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ルナ - この作品ダサいと言わんといて (2013年8月29日 15時) (
レス) id: 95cea71d40 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - good×１００００ (2013年8月28日 18時) (レス) id: 95cea71d40 (このIDを非表示/違反報告)
nan@*(プロフ) - 早いもので、気づいたらもう�癸欧�終わっていました……；； 続編で皆さんにまたお会いできることを願っています!!ヽ(；▽；ノ (2012年7月22日 23時) (レス) id: 2ececf99ef (このIDを非表示/違反報告)
nan@*(プロフ) - 梨子さん» コメありがとうございます！>_< 続編も読んでいただけると嬉しいですb (2012年7月22日 23時) (レス) id: 2ececf99ef (このIDを非表示/違反報告)
nan@*(プロフ) - ◇レン◆さん» そう言って頂けるととても嬉しいです!!´∀｀頑張ります！ (2012年7月20日 21時) (レス) id: 2ececf99ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nan@* | 作成日時：2012年5月5日 15時
