♯83 解放 ページ38
奴れい生活が始まって、もう９年か……。
未だに私はやせ細りながらもしぶとく生きている。
実年齢２３歳、見た目年齢１７歳。
…もうとっくにルフィ達の年を越えてたんだ。
―――――――――――――――――――――
今日は外が騒がしい。
「襲撃だァァァー!!」
「はやく護衛を!!!」
「天竜人を外へ逃がせ!!」
声がどんどん離れていって、私達奴れいは
見捨てられたのだと理解した。
…体が熱くなってきた。
ハ「…A……。」
あ「大丈夫、私が守るから。」
…ってこんな痩せこけた私に言われても説得力無いよね。
たぶん此処、マリージョアが燃やされているのだと思う。
……炎が回ってきてる。
あ「(誰が…こんなバカなことを……。)」
そこでハッとする。
彼なら………。
タ「今手錠を外す!!逃げろ!!もうぜってェ戻ってくんなよ!!!」
近くで彼の声がした。
そうだよ、彼だ………タイガーさんだ。
やっと来てくれた。
…てことはもう捕まってる意味ないから……。
あ「んしょ、っと……。」
ハ＆マ＆サ「「「…？」」」
――――バキィィッ!!――――
あ「ふぅ…やっと外せた。」
…手錠を外した。
３姉妹を見ると唖然としている。
ハ「今、何を…。」
マ「ど、どうして…。」
サ「どこに、そんな力…。」
あ「ホントはね…抜け出せたんだけど……。」
異世界人の私がしゃしゃっちゃいけないから……とは言えなかった。
あ「ほら、海軍とかきたら…逃げ切れないしね？」
苦笑いで言った。
嘘をついた。
海軍なんて本当は怖くない。
…私が怖いのは歴史を変えてしまうこと。
変えるのは、エースとオヤジさんのことだけって
此処にきて自分で決めたルールがある。
……ごめんなさい。
結局自分勝手だ。
助けられる人を黙認して……これじゃほとんど天竜人と同じじゃないか。
――――ドッガァァーン!!――――
突然ろうやの檻が壊された。
タ「早く逃げ……!!おめェ、Aじゃねェか？」
入ってきた彼は目を丸くしている。
あ「久しぶり、タイガーさん。」
タ「おう、…って今はそんなこたァどうでもいい！逃げろ!!」
あ「…へーい。」
そういうと、すばやく外にあった手錠のカギを取り、
ハンコック達の錠をはずす。
ハ「あ……。」
あ「先行ってて、私はタイガーさんの援護するから。」
タ「な!?ふざけんじゃねェ！…お前みたいなガキに何ができる!!」
.
あ「…解放すること。」
真っ直ぐと目を見て言い放った。
＊
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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8
ラッキーアルファベット
X
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ルナ - この作品ダサいと言わんといて (2013年8月29日 15時) (
レス) id: 95cea71d40 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - good×１００００ (2013年8月28日 18時) (レス) id: 95cea71d40 (このIDを非表示/違反報告)
nan@*(プロフ) - 早いもので、気づいたらもう�癸欧�終わっていました……；； 続編で皆さんにまたお会いできることを願っています!!ヽ(；▽；ノ (2012年7月22日 23時) (レス) id: 2ececf99ef (このIDを非表示/違反報告)
nan@*(プロフ) - 梨子さん» コメありがとうございます！>_< 続編も読んでいただけると嬉しいですb (2012年7月22日 23時) (レス) id: 2ececf99ef (このIDを非表示/違反報告)
nan@*(プロフ) - ◇レン◆さん» そう言って頂けるととても嬉しいです!!´∀｀頑張ります！ (2012年7月20日 21時) (レス) id: 2ececf99ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nan@* | 作成日時：2012年5月5日 15時
