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焼酎のビンが
何本か転がるリビングで
酔っ払いジジイたちに
囲まれている
かわいそうな私。
｢Aはほんと可愛い｣
｢はいはいありがとう｣
｢ちょっとヌナのこと口説かないで｣
｢A、こっちおいでってば｣
こんな調子で
みんなめんどくさい。
早く寝たいんだけどな。
さっきから
ひとりだけ静かなウジ…ジフン。
どうしたのかなと思い
じっと見てたら
目が合って
いつもなら、
顔を背けるくせに
にっこり笑って
｢今日も可愛い、ヌナ、大好き｣
｢…え？｣
｢ジフナ！酔いすぎ！｣
｢スンチョリヒョンに言われたくない｣
｢スニョアお前もう部屋もどれ｣
…破壊力。
酔うとジフンって
こうなるんだ…。
ほんの少しだけ、
この姿が
ほかの女の子に見られなきゃいいな
なんておもってしまった。
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作者名：こずえ
| 作成日時：2017年11月12日 23時
