NEVER

27 JBJ再び ページ27

｢おじゃまー｣



低い声が
リビングに響いた。


見ると
背の大きなイケメンくん。





｢えっと、ヒョンビンくん｣

｢Aヌナ！お疲れ様です｣

｢…今ヒョンビン明るくなったよな｣

｢テンション上がってるな｣




周りがクスクス笑ってて
ヒョンビンくんは
やめろよ、なんてちょっと照れてる。

何のことかわからないけど
とりあえず後ろの子は誰ですか。





｢あ、こいつがAが好きそうな人｣

｢え？｣

｢え？｣






私が好きそうな人と
ミンヒョンの声がはもった。

その子は気まずそうに、
でもすごい落ち着いた雰囲気で
自己紹介をしてくれた。






｢ヨングク…中国人です｣

｢可愛い｣

｢えー、と？｣

｢何この子ほんとに可愛いタイプ隣くる？｣





ミンヒョンに目で合図すれば
すごーく嫌そうな顔をしつつ
隣を離れていった。

よろしい。



代わりにヨングクくんを
そこに座らせたとたん
私の両側に花が咲いた。





…ミンヒョンが
花じゃないって言ってるんじゃないよ。



あくまで私は
年下が可愛くて仕方ないだけだよ。

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