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4 密会 ページ13
夜。
練習室で１人、
歌を歌っていると
そっと入ってきた人が。
｢ジフンオッパ…｣
｢よぉ馬鹿｣
｢なにそれ｣
馬鹿って言われても
仕方ないことをしたから
いつもみたいに
チビ、なんて言えなくて。
｢心配した｣
｢…ごめんなさい｣
｢許さねえよ｣
｢ですよねー…｣
｢必ずこれでデビューしろよ｣
｢…え？｣
ジフンオッパが
私のことを抱きしめる。
その温もりが
メンバー全員分の温もりな気がして
私はつい、涙を流した。
ジフンオッパに
バレないように
声を押し殺して泣く。
｢泣きたいなら泣けよ｣
｢なっ、…泣いてない｣
｢お前の席はずっと、空いてるよ｣
ジフンオッパの優しい声に
ついに私の涙腺は壊れた。
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作者名：こずえ
| 作成日時：2017年9月10日 20時
