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｢Aヌナ、最近スンチョルおかしいんだけど｣
入ってきて早々ジョンハンに言われ
私の中の記憶が一気によみがえる。
手の甲がじんじんと熱を帯び、
私の顔も赤くなってゆく。
｢えっ、なに、Aヌナ｣
｢知らない！スンチョル疲れてるんじゃない？｣
口早にそう言うと
挨拶しに行かなきゃと楽屋を出る。
絶対怪しまれてるよな。
わかるんだけど
あの空間には到底いられなかった。
ジョンハンsaid
｢あれは何かあったな｣
｢ヒョンもそう思います？｣
スングァンが、
最近Aヌナぼーっとしてたんで、と
心配そうに話している。
スンチョル…
きっとヌナに想いを伝えたんだろう。
昔から抱いてたはずの想いを。
本人から聞いたわけじゃない。
見てたらわかるんだ。
Aヌナを見る時の目が
愛おしそうなことくらい。
｢負けてられないかもね｣
｢ん？ジョンハン？｣
｢いや、なんでもないんだ、ほんとに｣
続く (更新停止中)
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作者名：こずえ
| 作成日時：2017年11月19日 20時
