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格闘技訓練。
私はこれが大の苦手だ。
女子ならまだ投げられるけど、男子と組むとなるとなかなかきつい。
不意をついて倒すことならできるけど、一回ちゃんと組まれたら身長と体重の関係で、投げる事はできない。
だから、道場の隅っこで見学中。
笠原が女子をぽんぽん投げていってるのを見てる。
笠原、すごいなぁ。
「笠原、もう私たちには無理よ」
そうだよね、さすがに業務部志望女子に笠原の相手はきつい。
「あっ、じゃあ、笠原さん俺と組もう！」
「あっ、お前ずりぃぞ！笠原さん、俺と組もう！」
...男子って、単純。
寝技に持ち込んでやろうって気持ちが前面に出てるわよ。
それに、堂上教官の額のシワが、グランドキャニオン級。
「アホか貴様ら！笠原は俺と組め。お前らとは組ませられん！」
教官ずっるー、と大合唱を始めた男子隊員たちを堂上教官は一瞥で黙らせた。
「見くびるな、これに女を感じるほど飢えてない」
うわっ。笠原の額に青筋が見えるよ笑
「大丈夫ですか。教官。あたしより背がだいぶお小さくておられるようですけど？ちゃんとあたしの奥襟までお手が届かれますか？」
「...プッ」
隣で上がった笑い声。
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るり(プロフ) - 絢さん» ありがとうございます！！ご期待に添えるように頑張ります！ (2017年5月13日 5時) (
レス) id: f6d4dd4d44 (このIDを非表示/違反報告)
絢(プロフ) - この作品、すごく好きでいつも読ませていただいてます！頑張ってください！ (2017年5月11日 20時) (レス) id: 021a2c26af (このIDを非表示/違反報告)
無名 - こんにちは、堂上教官ファンです。作品すごくおもしろうです。 (2017年3月29日 15時) (レス) id: 30bcd37fb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るり | 作成日時：2017年3月4日 20時
