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48冊 ページ48

抗争後に着替えている時、笠原に相談があると言われ、現在笠原と柴崎の部屋にお邪魔中である。

「戦闘後のご飯がコンビニなんて寂しすぎなぁい?」

閉館直前の抗争だった為、ほとんどの隊員が夜ご飯を食べられなかったのである。

ちなみに、いつでもたらふく食べる笠原はコンビニ弁当を2つも食べている。

私としては笠原を見ているだけでお腹いっぱい。
必然的に、選んだのはアイス。
初めての検閲抗争後という事で奮発してハーゲンダッツである。

「2人とも、お疲れ。無事でよかった」

「うあーん柴崎、柴崎が警告入れてくれたから本守れたよお!」

「本当にありがとうね、柴崎。
...それで?笠原?相談って、何なのよ!」

「いやぁ、実はね...」

検閲後のことなんだけどさ、手塚に告白されて...。

いやもう冗談としか思えないような話なんだけどさ、本人はいたって正気みたいで...。


「え、何それ?とうとう手塚おかしくなったのかな?」

「それか新手の嫌がらせ?」

さすが柴崎。コメントに遠慮がない。

「そうだよねぇ、2人ともそう思うよねぇ。だって、あいつがその〜、あたしのこと、好き、とかさ、ありえなくない?」

「それで?なんて返事したの?」

「ちょっと待ってって...」

「「ヘタレ」」

柴崎とハモる。

「でも、試しに付き合ってみるのもアリだと思うけど?座学訓練共にトップでタスク所属、極め付けに図書館協会長の息子と来た。これ以上ない良い物件だと思うわよ。
あんた彼氏できたことないんでしょ?あれが初彼なら申し分ないと思うけど」

「え、待って柴崎。笠原彼氏いたことないの?!こんなかわいいのに!」

「そーよねー、こんなかわいい笠原のこと振るとかそいつら目ぇ腐ってんでしょ」

「いやー、でもね、いっつも『俺より大きい女はちょっと』とか言われんのよねぇ。あたし、男子含めて中学で一番大きかったからさぁ、あたしより大きい男子とかいなかったんだよねぇ」

「え、まさか、、笠原、高校でも恋とかしてたわよね?」

「ん?中学までだけど」

「わぁ!珍獣!」

素直に驚く柴崎も柴崎だけど、まさか笠原の恋愛遍歴が中学までだとは...。


「...んで、手塚はどうなのよ?私だったら手塚アリだけどなぁ」

「でも、そういうのはちゃんと好きな人とじゃないと...」

「乙女が!乙女がここにいます軍曹!」

柴崎の声は女子寮の同じフロアには確実に響き渡っただろう。

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設定タグ:図書館戦争 , 小牧幹久 , 堂上篤   
作品ジャンル:ラブコメ
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るり(プロフ) - 絢さん» ありがとうございます!!ご期待に添えるように頑張ります! (2017年5月13日 5時) (レス) id: f6d4dd4d44 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - この作品、すごく好きでいつも読ませていただいてます!頑張ってください! (2017年5月11日 20時) (レス) id: 021a2c26af (このIDを非表示/違反報告)
無名 - こんにちは、堂上教官ファンです。作品すごくおもしろうです。 (2017年3月29日 15時) (レス) id: 30bcd37fb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るり | 作成日時:2017年3月4日 20時

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