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良化特務機関の接近を知らせる放送が鳴った時、堂上班は内勤だった。
私たち新人にとって、初めての検閲抗争だ。
「お前たちは正門に行き、宇田川一正の指示に従え」
「「「はい！」」」
特殊防衛員とはいえ、まだ下っ端だから、配置されるのは一番守りの手堅い場所だ。
「何があっても、バディーだけは崩すな。単独行動は許さん」
堂上教官の激励を受け、正門へと向かっている途中。
「緊急連絡。敵の本命は館長室！繰り返す、敵の本命は館長室！」
柴崎の声が鳴り響いた。
足を止める私と笠原。
顔を見合わせて、一気に走り出す。
「おいっ、どこに行くつもりだ！」
「決まってるでしょう？！館長室よ！」
「だが、堂上二正は正門に行けと言ったぞ！」
「さっきの放送の声、柴崎だった！あいつはこんな時どうでもいい事は言わない。館長室に何かあんのよ！」
手塚に構わず、再び笠原と二人駆け出す。
「こちら深瀬・笠原・手塚組より堂上二正へ！館内職員の警告を受けて、館長室へと向かいます！」
手塚が連絡を入れる。
「...ついてこなくてもいいのに」
「バディーを崩す方が問題なんだよ！」
非常階段を駆け上がって4階の館長室へと向かった。
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るり(プロフ) - 絢さん» ありがとうございます！！ご期待に添えるように頑張ります！ (2017年5月13日 5時) (
レス) id: f6d4dd4d44 (このIDを非表示/違反報告)
絢(プロフ) - この作品、すごく好きでいつも読ませていただいてます！頑張ってください！ (2017年5月11日 20時) (レス) id: 021a2c26af (このIDを非表示/違反報告)
無名 - こんにちは、堂上教官ファンです。作品すごくおもしろうです。 (2017年3月29日 15時) (レス) id: 30bcd37fb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るり | 作成日時：2017年3月4日 20時
