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なんで小牧教官が笠原の名前を知ってるのか質問しようかと思ったけれど、目の前で繰り広げられる言い合いに割り込むほどのことでもないかと思い、やめた。
「ほらっ、柴崎、深瀬、行くよ!」
気がついた時には言い合いは終わっていて、笠原に腕を引っ張られて無理矢理立たされる。
まだ食べ終わってないけど、いいか。
別にお腹が空いている訳ではないし。
「小牧教官。これ、あげます。いらないんで」
手をつけずに残していたチキンソテーとご飯がもったいなかったから、ニヤニヤしながら堂上教官と笠原を見ていた小牧教官にあげた。
「いいの?昼から格闘技訓練なのに。」
「はい。別に、お腹空いてないんで」
堂上教官に、出したら連れ戻されちゃう文面の親への葉書の処分を押し付けた後に歩き始めていた笠原と柴崎を追いかけて走り出した。
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るり(プロフ) - 絢さん» ありがとうございます!!ご期待に添えるように頑張ります! (2017年5月13日 5時) (レス) id: f6d4dd4d44 (このIDを非表示/違反報告)
絢(プロフ) - この作品、すごく好きでいつも読ませていただいてます!頑張ってください! (2017年5月11日 20時) (レス) id: 021a2c26af (このIDを非表示/違反報告)
無名 - こんにちは、堂上教官ファンです。作品すごくおもしろうです。 (2017年3月29日 15時) (レス) id: 30bcd37fb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るり | 作成日時:2017年3月4日 20時