38冊 ページ38
俺が無理矢理作り出した休憩時間に、深瀬さんからもらった香水。
香りのセンスも良くて、図書に香りがうつらないように配慮されてる。
とってもいい子なんだよなぁ、彼女。
課業終わりに、寮の部屋で香水の香りを楽しんでいたら、急に手塚がやって来た。
「どうしたの？」
とりあえず座らせて話を聞く。
「俺は、笠原をどうするべきなんでしょうか？」
ああ、これは、堂上になんか言われたな。
「それを俺に振るのは違うと思うけど？例えば、俺なり堂上なりが受け入れろ、って言ったら手塚は受け入れるの？」
本人も、俺に相談するのは甘えだってわかってるみたいだけど、最後まで言わせてもらう。
俺、正論好きだしね。
「ぶっちゃけ、嫌いな人とでも仕事はできるんだよね。その人の人となりを認めるんじゃなくて、その人の仕事を認めればいいんだから。ただ、俺たちとしては、同僚として仲良くやってほしいなっていうだけ」
「...笠原を受け入れたら、俺はどうなると思いますか？」
「うーん、今より面白くなると思う」
手塚にとってはメリットなのか甚だ謎だと思うけどね。笑
面白くなった手塚だったら、柔軟に指揮を執れると思うから。
そんな事を話していたら、またまた急に部屋の扉が開いた。
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るり(プロフ) - 絢さん» ありがとうございます！！ご期待に添えるように頑張ります！ (2017年5月13日 5時) (
レス) id: f6d4dd4d44 (このIDを非表示/違反報告)
絢(プロフ) - この作品、すごく好きでいつも読ませていただいてます！頑張ってください！ (2017年5月11日 20時) (レス) id: 021a2c26af (このIDを非表示/違反報告)
無名 - こんにちは、堂上教官ファンです。作品すごくおもしろうです。 (2017年3月29日 15時) (レス) id: 30bcd37fb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るり | 作成日時：2017年3月4日 20時
