22冊 ページ22
頭を切り替えて、スコープを覗く。
一気に集中を引き上げて、的に照準を絞る。
軽く息を吐いて、
パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ
勢いよく、連射。
「おおっ、深瀬さん、全弾5点圏命中！」
「え、深瀬5回打ったよね？一つしか穴あいてないんだけど！」
その笠原の声に、まわりで訓練していた先輩方も集まってくる。
「おお、すげえな深瀬！」
「筋力上げれば、狙撃手もありなんじゃないか？」
そうなんだよね。
私のウィークポイントは、筋力。
抗争の間中ライフルを保持し続けるのは、多分厳しい。
そう思うと、私より命中率は低くても、手塚の方が狙撃手向き。
「まあ頑張れよ猫ちゃん！狙撃自体は申し分ない！」
そう言って私の背中を叩く進藤一正。
進藤一正は、タスク一の狙撃の名人だ。
てか、私、猫ちゃんって呼ばれてるんだ...。
進藤一正は手塚にも声をかけてまた去っていった。
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るり(プロフ) - 絢さん» ありがとうございます！！ご期待に添えるように頑張ります！ (2017年5月13日 5時) (
レス) id: f6d4dd4d44 (このIDを非表示/違反報告)
絢(プロフ) - この作品、すごく好きでいつも読ませていただいてます！頑張ってください！ (2017年5月11日 20時) (レス) id: 021a2c26af (このIDを非表示/違反報告)
無名 - こんにちは、堂上教官ファンです。作品すごくおもしろうです。 (2017年3月29日 15時) (レス) id: 30bcd37fb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るり | 作成日時：2017年3月4日 20時
