3冊 ページ3
「...お前らの俺に対する評価はよくわかった」
笠原の首が、ロボットのようにぎこちなく動きながら反対を向く。
途端に大声を上げる笠原。
「何でこんなとこにッ......おられるんですかッ！」
友人としてはダメなことだとは思うんだけど。
急に敬語を使い出す笠原に笑いが止まらない。
確かに、教官は隣の士官食堂を使うのが基本だけど、今までだって何度かこっちに来てたこともあったのに。
笠原は不用心すぎる。
堂上教官にやり込められて、教官から見えない角度からべぇっと舌を出す笠原。
「チビで性格の悪いクソ教官か.....俺も人間だからたまたま耳に入った罵詈雑言が指導に影響を及ぼさないかどうかまでは保証できんが」
「あたしは褒めてたから関係ないですよねー、教官？」
「そうそう、私もちゃんと褒めてました！」
「深瀬は、顔だけとかなんとか言ってただろうが！」
ちぇ。そこから聞かれてたか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 257人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るり(プロフ) - 絢さん» ありがとうございます！！ご期待に添えるように頑張ります！ (2017年5月13日 5時) (
レス) id: f6d4dd4d44 (このIDを非表示/違反報告)
絢(プロフ) - この作品、すごく好きでいつも読ませていただいてます！頑張ってください！ (2017年5月11日 20時) (レス) id: 021a2c26af (このIDを非表示/違反報告)
無名 - こんにちは、堂上教官ファンです。作品すごくおもしろうです。 (2017年3月29日 15時) (レス) id: 30bcd37fb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るり | 作成日時：2017年3月4日 20時
