夫 婦 二 遊 間

何人占め？ ページ29

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何人占め？

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日ハムとのデーゲームを控えていたその日。


『うっわ、』


窓から見てわかるくらいの凄い雨に晒され、試合は中止に。代わりに室内でウォーミングアップとなった。


6｢サボるなや｣
『いって』


頭を後ろからチョップされそのまま襟を引きづられる。


『サボってませんって！』

6｢見るからにサボっとったやん｣

『まだ降ってるんかなー思って見てただけです！』


6｢コーチ、フジがサボって…｣


『んんんっ、あー練習楽しいなぁ、ほんまに！』


キャプテンからの冷たい視線を無視して自分の居るべき場所に戻った。


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77｢きゅうけーい｣


『はああああっ、』


練習と言えど手を抜かずにいると結構疲れる。

ベンチに置いてあった赤いスポーツドリンクを取り飲む。あれ、俺のこんなに減っとったっけ。


00｢ちょー、それ俺のやつやん｣

『えー？』


ラベルには00と記されていた。


『ほんまや。俺のあげるんで許してください！』

00｢いらんわ、俺の返せ｣



持ってたボトルをぺいっと取られてしまった。



00｢あー、もうないやん｣

『やから俺のあげますって』


00｢…はぁ、しゃあないか｣

『はい、これ』


自分のペットボトルを持ってきて大幾さんに渡そうとすると、


0｢あの、新しいのありますよ？｣


尚輝の手には新品の同じドリンク。


00｢お、じゃあ貰うわ〜！｣


ドリンクを受け取って、颯爽とどこかへ行ってしまった。


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