No.137 ページ3
｢…お前らに見せたいものがある。これを見て行くか否か決めろ。…時間がない。｣
｢先生…それは？｣
｢…これはミカエルのために、サー・ナイトアイが遺していったものだ。これには今までのミカエルの記憶が眠っている。鮮明にな。｣
みるとそこに映し出された彼女はとても幼かった。…なのに、そこに映されたものは絶望と恐怖だった。
必死に森のなかを逃げ回る少女。
焼印を押し付けられた時は叫び声をあげ、暴れていた。
周囲からはいじめられ、強そうだった彼女はとても弱いんだと…思い知らされた。
今もきっと恐怖に耐え続けている…
｢…これを見て、どうだ。お前らは何もわからず仕舞いか？｣
｢いいえ…行きます…大切なクラスメイトを救うために…｣
轟くんは、拳をギュッと握りしめていた。
｢…A…必ず助け出す…！｣
｢うん！｣
──
｢ハアッ、ハアッ…｣
今は荼毘、敵連合の奴らと戦闘…
荼毘の焔は火力が強すぎて消しきれない…！！
トガヒミコは動きが速くて捕まらない…！
死柄木もスピナーもトゥワイスもMr.コンプレスも…！！
強すぎる…！！今の私じゃ倒せない…！
…頭が痛い…割れる…これがキャパ。
その時。
｢ミカエル…！！｣
たくさんのヒーローが敵連合の雑兵を相手にしながら向かってきたのは…
｢…A組の皆さん…｣
｢僕たちは君を助けにきた…！早く…！！｣
｢…！！もう、私の事みんな嫌いじゃない！！どうして助けにきたの！？もう棄てられるのも怖いんだって！もう沢山なんだってば！皆は大丈夫だよ…きっと幸せになれるから…ううん、幸せにしてみせる…だから、もう帰ってよ…｣
｢君がいないと…幸せになんてなれない…！！必ず救いだしてみせるから…！！｣
その時、敵の雑兵が、黒い何かでA組全員を覆う。その時見えた不思議な光景。真っ暗なはずなのに…ミカエルには、光りがさして見えた。
必死に伸ばされた手。顔をみると…
｢！轟くん…？｣
｢…そうだ、早くここから…！｣
その時。一瞬見えたもの。
｢A…？｣
｢轟くん、私今、助けなきゃいけない人がいる…！その人は置いていけないの…！私がもし戻れなかったら、皆にごめんなさいとありがとうを伝えて…！｣
｢…それは出来ねえ。皆が仲直りする。無事に帰ってこい、ミカエル。｣
｢うん…約束する。｣
私は轟くんとしっかり指切りをした。
待ってて…！必ず助けてみせるから…！！
海斗くん！
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桜花(プロフ) - あははさん» コメントありがとうございます!ヒロアカ作品は素晴らしい作品沢山ありますからね…😌知る人ぞ知るみたいな作品になれたら嬉しいです👍 (6月2日 12時) (
レス) id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
あはは - なんで伸びてないの、これ (6月2日 3時) (レス) @page11 id: 383158f171 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 麗紅花さん» ありがとうございます…！この作品はヒロアカに初めて挑戦したものでして…すごく文章が拙いし話が長くなってしまったのに読んでいただいて…私の方こそ読んでいただいて幸せです！ありがとうございます！ (2020年8月9日 20時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
麗紅花(プロフ) - はじめまして。早速ですが、小説を読んで最高でした!素敵で素敵でもう私は幸せです!!良かったと思いました。 (2020年8月9日 19時) (レス) id: b338802f9d (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 妖艶なる幻惑の魔術師さん» ご期待に答えられるよう頑張ります！！ (2019年10月23日 22時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜花 | 作成日時：2019年9月20日 20時
