ご立派でした、お嬢様。 ページ7
「……」
「お疲れ様です、お嬢様。」
「ばあや……」
レオんちのばあやはいつもAを気にかけてくれる。
いつも励ましてくれる。
Aはステージ裏の隅っこで小さく座っていた。
「……Aさ、夢があったんだけど。アイドルでだっていたいし、レオのお嫁さんになりたいし。でも後者の方が1番なりたいものだから、アイドル諦めてもいいなって思った。……けどファンがいなくなるって、こんな気持ちなんだ。
Aの騒動で、ブルーロックプロジェクトが公の場に知られた時、レオの存在も出生もバレる。Aって凄く邪魔なんだよね。
……A、この前レオに嫌われちゃったし……
もうアイドルもレオの花嫁になるのも諦めて、何もかも棄ててどこか遠い所に行って、独りでひっそりと生きて、そこで死ぬのもアリかな、なんて。」
Aは、玲王に嫌われていないと信じ続けてきた。けれど、完全には信じられなくなるほどに、Aの自信は失われ、心は衰弱しきっていた。
「……お嬢様、それは本心ですか?アイドルも、坊ちゃまのお嫁さんになることも、すべてやりたいことなのではないですか?」
「……」
「玲王坊ちゃまなら、全てを手に入れようとしますよ。Aお嬢様、もう少しだけ、ご自分の声に耳を傾けてみてください。」
「……全然良くない。アイドルでいたいし、レオのお嫁さんに、なりたい……」
Aはばあやの胸で泣いていた。ばあやは優しく彼女を抱きしめた。
「そうです、それでいいのです。……お嬢様、お嬢様に特別にばあやからこのお手紙をお渡しします。」
「手紙…?」
「玲王坊ちゃまがお嬢様の誕生日に書いていたみたいですが、どうしても照れ臭かったのでしょうね。隠していたものを見つけたのです。坊ちゃまには内緒ですよ。ばあやとお嬢様だけの秘密です。」
Aは手紙を受け取り、中を開いた。
『Aへ。
誕生日おめでとう。
お前最近ライブとかで忙しそうだな。結構面倒なアンチも居て、大変そうだな。
だけど、負けんなよ。
まあAなら負けねぇだろうけどな。
お前図太いし。
俺の花嫁になるんだもんな。
玲王』
「……!」
Aは優しく、その手紙を抱きしめた。
綺麗な玲王の字で書かれたその手紙は、今まで何通と貰ってきたラブレターやファンレターより、特別で。
彼女が今まで手にしてきたどんな高級なモノより、大切な宝物となる。
新タイトル!【黒名くんにきゅんな毎日。】!※追記→←最悪な会見、最悪なフェス。
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桜花(プロフ) - 咲夜（さくや）さん» コメントありがとうございます!!返信遅くなってすみません😭最近忙しくて更新出来なくなってますが、きちんと書くのでこれからもよろしくお願いします!! (1月22日 21時) (
レス) @page4 id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
咲夜（さくや）(プロフ) - 更新頑張ってください (11月9日 0時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - ☆❤(ӦｖӦ｡)さん» コメントありがとうございます!!これからも二人をよろしくお願いします♡! (2023年3月21日 18時) (レス) @page15 id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
☆❤(ӦｖӦ｡) - 玲王にぞっこんな鈴木ちゃん可愛いー！2人が幸せになる未来を願っています！！更新期待して続きを正座待機！！ (2023年3月21日 18時) (レス) @page15 id: d787175691 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 優那さん» コメントありがとうございます!!これからの展開をお楽しみに!! (2023年1月29日 16時) (レス) id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜花 | 作成日時：2023年1月28日 23時
