青い監獄の運命を賭けた戦い。 ページ12
青い監獄存続を賭けて、彼らは今日、戦う。
Aはその戦いの開会式で、再び眩しい照明の輝くステージへ上がってきた。
ヒソヒソと聞こえてくる声。
いつもスカートを履いていた彼女は、黒いズボンを履き、青と黒の衣装に身を包み、いつも巻いていた髪を巻かず、ポニーテールにしていた。
……手、少しだけ震えてる。
でも大丈夫。この手はレオが優しく包んでくれたから。
いつかこの手には世界でいちばん大切な宝ものが輝くんだから。魔法のかかった手なんだから。
きっとこういうのを、武者震いっていうんだ。
Aは負けるような弱虫なんかじゃないんだ。レオを守れる世界で一番強いお嫁さんになるんだ。
Aは口を開き、歌を観客に向かってぶつけた。
「……!!」
彼女の第一声は、彼等の鼓膜を、心の臓を強く揺さぶった。
今はただ、Aの歌を聴け……!!
Aの歌声よ、この場所を、揺さぶれ、響け、轟け……!!
青い監獄に閉じ込められた
少しは勝ち進めた?そんな保守的なサッカーなんていらない。
今の生温い日本サッカーを殺す為に一矢を報いてやれ……!!
彼女は青い炎に包まれながら、観客すべてを巻き込んで歌を響かせた。
彼女は汗すらも美しい。
彼女は青いリボンを解き、最後に髪を下ろした。
鋭い眼差しを観客に向けて、歌を終えれば、観客からは凄い歓声を受けた。その歓声に、少しだけ瞳を揺らして、彼女はステージを去った。
──
好奇の目に晒された彼女を最初に迎えてくれたのは……
「A、お疲れ。」
彼女が世界で一番愛する彼、御影玲王である。
彼の顔を見て、Aは安心したように、これ以上幸せなことはないかのように笑うんだ。
「レオ!!」
Aはぎゅっとレオに抱きついた。Aは相当ハードな歌とダンスの曲を終えたばかりで、汗をかいて、肩で息をしていた。
「どうだった!?A、凄かった!?かっこよかった?」
「ああ。お前凄えよ。……頑張ったな。」
「へへっ、やっぱどんなファンに褒められるよりも、レオに言われる頑張ったなが一番嬉しいや。」
「そうかよ。……俺はまだスタメンになれるような奴じゃないけど……やれることは今までずっとやって来た。お前は関係者席からでも、試合、しっかり見ててくれよ。」
「うん、目を離さずにずっと見守ってる。また後でね。レオ。」
彼はフィールドへと上がってきた。→←【番外編】Happy♡Valentine
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桜花(プロフ) - 咲夜（さくや）さん» コメントありがとうございます!!返信遅くなってすみません😭最近忙しくて更新出来なくなってますが、きちんと書くのでこれからもよろしくお願いします!! (1月22日 21時) (
レス) @page4 id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
咲夜（さくや）(プロフ) - 更新頑張ってください (11月9日 0時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - ☆❤(ӦｖӦ｡)さん» コメントありがとうございます!!これからも二人をよろしくお願いします♡! (2023年3月21日 18時) (レス) @page15 id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
☆❤(ӦｖӦ｡) - 玲王にぞっこんな鈴木ちゃん可愛いー！2人が幸せになる未来を願っています！！更新期待して続きを正座待機！！ (2023年3月21日 18時) (レス) @page15 id: d787175691 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 優那さん» コメントありがとうございます!!これからの展開をお楽しみに!! (2023年1月29日 16時) (レス) id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜花 | 作成日時：2023年1月28日 23時
