新しいお友達。 ページ21
ブルーロックの面々と遊んでいた千切はスマホで時間を確認して、皆に声をかけた。
「あのさ、お前らに会わせたい子がいるんだけど、」
「お!もしかして前言ってた、病院にいるって子?」
「ああ。Aには連絡入れてるし、お前らに紹介したくてさ。」
***
「A。」
「!!豹馬……!お帰りなさい、久しぶりね……!元気そうでよかった!」
「Aもな。」
「うん!豹馬、ブルーロックの勝利おめでとう!」
「ああ。ありがとな。」
「ふふっ。……?豹馬、後ろ手に何隠してるの?」
「コレ、Aにやるよ。手術成功の祝いに。」
「わあ……綺麗なお花……大事にするね、ありがとう豹馬。」
「お、マジ可愛いコじゃん。」
「中々に非凡やな。」
乙夜や烏達がドアを開けた。
「あ、豹馬、あの人達もしかして……!」
「ああ。ブルーロックのチームメイト達だ。お前に紹介するよ。」
大勢で押しかけるわけにも行かないため、時間差で交代交代でAと話し、サインを貰った。
玲王と凪、潔と蜂楽がサインをしていた時だった。
「Aちゃん、スポーツ医学の本読んでんのか?」
玲王がAが近くに置いていた本に目を向けた。
「うん。まだまだ読み始めたばっかりだし難しいけど。」
「へぇ〜……勉強熱心だね。俺は面倒くさくてすぐ読むのやめそう。」
「凪はそうだろうな。」
「Aさん、もしかして将来お医者さんになりたいの?」
潔はAに質問した。
「うん。ちゃんと勉強して、豹馬の足を診てあげられるお医者さんになるのが私の夢なんだ。きっかけは豹馬と出会ってからだけどね、お医者さんの大切さもありがたさも、私はよく知ってるから、勉強だって頑張れそう!」
「そっか……!」
「千切のお医者さんにAちゃんがなってくれたら安心っしょ。ね、千切?」
「ああ。そうなってくれたら、俺も安心する。」
それから少しして、そろそろブルーロックのメンバーも別のところへ行くので、Aとはお別れ。
「じゃあまたね。皆、今日は来てくれてありがとう。楽しかった。」
「またいつでも来るけど?Aちゃん。」
「オイ乙夜、何気にAの両手包んでんじゃねぇよ。」
「嫉妬お嬢……」
「なんかさ、あの2人って、和やかな感じだよね、潔。」
「ああ……何ていうか……爆発しなくていいリア充的な?」
「あはっ!確かに!てか千切が守ってるとこみるとマジ姫と騎士みたい。」
「…あの2人だと姫と姫みたいだけどな…」
豹馬と二人だけの時に伝えたいこと。→←作者より設定の話と新作のお話です。
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桜花(プロフ) - きのこさん» おお!?そこに気づいてもらえたの嬉しいです!最初は早くに現れた王子様にする予定だったんですけど彼は自他共に認める足の速さを持つので、そこを活かさないわけには行かない!と思って書きました!いつもコメントありがとうございます! (2023年3月20日 12時) (レス) id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - お前のもとに誰よりも速くに辿り着いた王子様が、俺で。ここ!めっちゃいい!!足の速さの事もあって書いたと感じました!!🫶 (2023年3月20日 12時) (レス) @page22 id: fc65f8a88c (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - きのこさん» コメントありがとうございます!まさか千切くん九州男児とは……言われてみれば方言ないですよね(だから気づいてないのですけども)方言千切くんもちょっと見てみたいですけど! (2023年3月9日 12時) (レス) id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ほーい!東京近辺ね!!千切は方言とかなくて赤髪だからだから都会感あるからしゃあない! (2023年3月9日 9時) (レス) @page20 id: fc65f8a88c (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - きのこさん» コメントありがとうございます!!ロマンを追い求めて作ってるのでもっと素敵になるよう、次の更新も頑張ります!! (2023年2月26日 17時) (レス) @page19 id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜花 | 作成日時:2022年12月11日 17時