私が夢見たヒーローに。 (ページ4)

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No.2 私の過去は… ページ4

No.3、No.4ヒーロー、結婚。

周りの人々から祝福の言葉を浴びて、二人のヒーローはとても幸せそうだった。

その２年後、２人は1人の女の子を授かった。

「ヒーローの娘とは、かなり強そうだな…！｣

「まあ、私たちとしては、戦いのない世界に産まれて欲しかったけどね…｣

「その子は…将来、ヒーローに？｣

「本人がなりたいっていったら、私たちは絶対止めない。この子の意思だもの…｣

産まれたばかりの小さな命。この笑顔を守りたいと、意思を尊重したいとヒーローエルダ、ミカーダ。そう強く思った。

そして女の子はすくすく育ち…ついに個性が現れた。なんと水、動物…２つの個性を受け継いだ。

テレビを見ていたとき…

「ママ～！これなあに？｣

「これはねえ、雄英高校の体育祭よ。ヒーローになりたいって子達が頑張ってるの！｣

「ゆうえい…？｣

「ママ達の母校よ。｣

その時、少女は思った。ヒーローになるにはかなり難しいと聞いた。その高校にいけば、高い確率でなれるということも。

「ママ！！A、ヒーローになりたいの！だから個性をつかってみたい…！おしえて…！｣

少女はいつもテレビをみていた。父と母が戦う姿を。守る姿を。

応援するだけじゃなくて、何かしたい。そう考えた少女はまだ4歳にかかわらず、勉強を始めた。

それだけ、二人のヒーローは、この純粋無垢な少女には輝かしく写っていたのだった。