第5話 ページ6
地下鉄…！！
「んにゃろ地下鉄で逃げる気か…！！逃がさない…！！｣
パン！！と手を合わせて錬成する。
「Aさん！！｣
「デク君！彼ならあの中！速く追いかけましょ！｣
──
「なんで追いかけてくんだよ？｣
「どうして逃げたの？｣
「仕事で急いでたんだよ。｣
「なんの仕事？｣
「商談だよ、商談。こう見えてもやり手の営業マンなんだよ。仕事の邪魔しないでくれるかな？｣
「商談？あなたが？私たちと年変わらないじゃない。寝言は寝てからいいな〜｣
Aさん言い方は緩いのにゆってることは辛辣ッ！
そしたら少年はケースの中身を見るなら金払えってよ。
しかもこの国のヒーローじゃないってバレてるし。
するとAさんの頭の上に電球が見えた気がした。そしてその笑みはいたずらっ子─というよりは悪に近そうな顔になって…
「じゃあ等価交換しよう少年。君はさっき無断で私のコスチュームのスカートの中を見たわけだ。(※スパッツだけど)生憎Aちゃんはしかわいい上にモテるわけだが、それ故に変な奴が大勢寄ってきて困ってんの。だからガードも固いわけ。私の心も体も高いわよ？それをケースの中身見せるだけで許しちゃおうって言ってるの、悪い話じゃないんじゃない？｣
「はっ、そんなことかよ。悪いけど─｣
「だったら今ここで痴漢よー！！って大声で叫んでやるけど。不名誉というか…不様ね。｣
流石Aさん！一枚上手…！！
「君を待ってても時間の無駄ね。しょーがないなぁ。ここは国家錬金術師の権限頼るかぁ…あのね、あんたが私から盗んだ─ってケース以前にもう犯罪者じゃねぇか！！まあいい(良くない)。銀時計。それ、国家資格。"国家錬金術師"の証なの。聞いたことあるよね？
─俗に言う"軍の狗"だよ。｣
「軍の狗…！？｣
「そう。その銀時計は軍でクレジットカード代りに使えるわ。だからその時計使えばすごい金額を引き出すことも可能よ。それぐらい権限があるのよ。私は軍服に袖を通すような者じゃないけど─軍所属として権限はあるわよ。─少佐クラスのね。警察やヒーローじゃない。軍が相手なら、流石に無理あるんじゃない？｣
やっべ脅しすぎた。少年動揺してるし。なんやかんやでケースの中見れたけど…
「！？あんだけ走り回させて…中身が手帳でしたぁ…！？ざけんなよ！！｣
「Aさん、彼が犯罪者じゃなくて良かったじゃないか！とりあえず落ち着いてー！｣
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桜花(プロフ) - ぬこの妖精の別アカさん» ありがとうございます！！！！ (2022年5月22日 20時) (
レス) id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
ぬこの妖精の別アカ - おもしろぉぉい！！！評価しとこ！！ (2022年3月24日 17時) (レス) @page16 id: 7e7b7e13b9 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - あぽろさん» ありがとうございます！！頑張ります！！！！！ (2021年9月4日 21時) (レス) id: 88b0c2d2d1 (このIDを非表示/違反報告)
あぽろ(プロフ) - この作品めちゃくちゃ面白くて大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (2021年9月2日 22時) (レス) id: ebcad6c5f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜花 | 作成日時：2021年8月30日 20時
