しつこいです、ソンフンくん。 (ページ21)

今日:21 hit、昨日:17 hit、合計:15,504 hit

21 ページ21

sh side

俺は早速、ヒスニヒョンの部屋へと向かった

ヒスニヒョンはベッドに座って
ゲームをしていた

俺にすぐに気付いたヒスニヒョンは
ゲームを置いて、「どうした？」と言った

「…ヒョン、ソヌに言ったんですか？」

hs「…何を？」

ヒスニヒョン、分かっているくせに

「俺が、Aさんを好きだってこと」

hs「…うん、言ったよ」

ヒョンは表情を一切変えずに言った

「どうして、言ったんですか。」

hs「ソンフナがどれだけ本気になっているかを
ソンフナに思い知らされたから。かな」

ヒスニヒョンは俺から目線を外して、そう言った

「…そうですか」

hs「ソンフナは本当にAさんが好きなんだね。」

hs「きっとその気持ちは誰にも止められないものだ
だって、ソンフナさ、」

ヒスニヒョンは俺を見て、小さく微笑んだ

hs「Aさんを見てる目がこれまでにないくらいに
愛おしくて仕方がない、って目してるんだもん。」

hs「そりゃあさ、認めたくなっちゃうよ」

この前と言っていることがだいぶ違くて
少し、いやかなり混乱したが
認めてもらえるという嬉しさが込み上げた

「ありがとう、ございます」

そう言ってヒスニヒョンの部屋を出たが
俺の胸にある複雑な気持ちはまだ取れないままだった