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sh side
寄りかかってくれと強く懇願した瞬間
俺の頭の中には、この間の
ヒスニヒョンの言葉が再生された
ENGENEのこともAさんのことも
ちゃんと考えてね、と。
しっかり覚えていた
自分でもちゃんと理解をしていた
なのに俺はまた…
A「んん、」
自分の不甲斐なさに拳を握り締めていると
先程の望み通りにAさんの頭が俺の肩に乗った
Aさんの甘い匂いが広がって
俺の心音は激しくなった
駄目だ、こんなの許されるはずがない。
そう思い、俺はAさんの頭を
優しく退かしてクッションの上にゆっくりと下ろした
毛布を掛けて、俺は離れたところに座り
あまりAさんを視界に映さないようにした
「(ENGENEのため、Aさんのため)」
そう、心の中で言い聞かせたものの
やはり先程の事での胸の高鳴りは収まりそうになかった
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作者名：名無し | 作成日時：2023年5月21日 20時
