3 ページ21
3
「やっぱ熱中症やったわ。」
「そうですか…すんません！俺がもっと早く休憩させてたら…」
「大毅、自分できつかったらいっつも言うんやけどな。よっぽど望君と流星君と遊ぶのが楽しいんやろな。」
優しい淳太君に感謝しながら、今日はとりあえず入院するという大毅の病室へ向かう。
「流星行くで？」
中々椅子から立ち上がらない流星。
「流星？」
どうしたのかと顔を覗くと流星の顔は真っ赤。慌てておでこに手を当てると、
「熱い…流星もしかして我慢してたんか？」
「…だいが、たいへんそうやったから。」
大毅ばっかに気を取られてて、流星のこと見れてなかった。のんちゃんも。
「のんちゃんはきついとかない？」
「うん！ぼくげんきやで！」
流星を抱きかかえて急いで診察室へ向かう。
「流星君も熱中症やったんか」
「はい…」
抱き抱えられたままぐったりした流星。
ベットに点滴を付けられたまま寝てる大毅。
やってもた…
「あ、おとん！」
時計を見るともう18時を過ぎていて、一応連絡しといた照史君がやって来た。
「大毅に流星も熱中症にやられたか〜」
「うん…」
「まぁまぁ落ち込むなって。子どもって詳しく自分の症状は言えんやん？やのに、初期症状の段階で病院連れてこうて思うたかみちゃんはえらいで？な？淳太君」
「うん。ほんまありがとうな。俺、昔は、ちょっとの熱くらい大丈夫やろ思て、そしたら救急車呼ばなやばいくらい大毅に何回も苦しい思いさせてもうたから。」
そう言ってくれる二人はほんまに優しい。
つづく
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 741人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えるも(プロフ) - ちゅんさん» ちゅんさんありがとございます！！本当に助かりました。…恥ずかしいw 英語苦手なんです。カッコつけて使うべきではないですね…。お話も見てくださりありがとございました！また間違っていたらぜひ教えてください！笑 (2019年8月27日 0時) (
レス) id: 15b7eb1764 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - わざとだったら大変申し訳ないのですがNEXTがネクストの正しい綴りかと思います！！ (2019年8月26日 23時) (レス) id: baa52dfdb6 (このIDを非表示/違反報告)
えるも(プロフ) - Twin Tower 大好きさん» 喜んでもらえてよかったです！ありがとうございました！またリクエストもぜひ！ (2019年8月25日 23時) (レス) id: 15b7eb1764 (このIDを非表示/違反報告)
えるも(プロフ) - 佐々木さん» コメントありがとうございます！リクエスト了解です！出来上がるまで今しばらくお待ちください！ (2019年8月25日 1時) (レス) id: 15b7eb1764 (このIDを非表示/違反報告)
Twin Tower 大好き(プロフ) - リクに答えていただきありがとうございます！思うものが出来上がっていて嬉しかったです！！！ (2019年8月24日 23時) (レス) id: d62c50f390 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えるも | 作成日時：2019年7月26日 23時
