社内ベビーシッター2

プール1 ページ17

プール





「ぷーるや〜！」


「ぷーる、おっきいな〜」


「おっきい。」



今日は屋上の庭でプール遊びをする。3人がプールに行きたい行きたいと言ったから。

でも、近くにプール施設はなく、遠くにあっても車がなくて行けないから、俺はお店で一番でっかいビニールプールを買ってきた。しかも屋根つき。



「よしっ、準備運動してから入るぞ。」


保育ルームで着替えは終わらして、日焼け止めもばっちり塗った。

のんちゃんは安定のエイトレンジャーのサーフパンツ
大毅は何故かうさぎさん柄のサーフパンツに可愛い麦わら帽子
流星はなぜかラーメン柄(自分で選んだ)のサーフパンツに両腕にドーナツ柄(これも自分)の浮き輪



『とも、だいきこれもきる。』


そう言って差し出されたのはまたまたウサギのマークの上着。大毅は肌が弱いから着せて欲しいと淳太君から言われていた。しかしどう見てもこれは女の子用…


そんなことは兎も角、準備運動も終わって



「かみちゃんはいってええー？」


「おう！」


「やった〜！」


「だいきも！」


「りゅうも！」




バシャバシャバシャッ



念願のプールに3人は大喜び。3人で水を掛け合って楽しそう。


俺はビニールプールのとなりにパラソルを設置して見守っている。


少し経ってうとうとしていると、


「かみちゃん！きて！りゅうが！」


「え！？溺れた！？」




つづく

2→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す