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俺が蹴ったボールが奥の方で大毅と砂遊びをしていた流星の頭に直撃した。
「りゅうっ！？だいじょうぶ？」
大毅が砂遊びをしたままの状態で倒れている流星をゆさゆさするが、反応なし。
「ともっ！りゅうがおきへんっ」
流星が死んでしまったという勢いで大毅が俺を必死に呼んでいる。
「大丈夫やで大毅。流星起きて、大毅が心配してるぞ。」
ひょいと流星を持ち上げると、
「とも…へたくそ。」
「ごめん。知ってるやろ？俺がサッカー苦手なの。」
「しってる。けどりゅうにあてるのはちがう。」
「ごめんってば〜」
流星にできた頭のたんこぶを撫でながら謝っていると、
「かみちゃん！！さっかーするでー！」
のんちゃんはサッカーをしたくてたまらないみたい。
「だいきがいっしょにする！」
「ええの！？だい、そこにあるぼーる、ぼくにけって！」
自分から率先してサッカーをすると言った大毅。
「うん！いくよ〜」
大毅の足元にあったボール。大毅は思いっきり左足を後ろに。
「せーの！」
そして思いっきり足を振り落とした。
と同時に
すてーん！！
ボールの位置はそのまま。
「うぅっ。うわぁ〜ん。」
あ〜あ。大毅泣いちゃったよ。ここが芝生でまだ良かった。
まだたんこぶが痛そうな流星を抱き上げて大毅の元へ向かう。
「大毅大丈夫か？」
「だい、だいじょうぶ？」
「だいき…もうかえるね。」
余程ショックだったのか、大毅は保育ルームに帰ろうとしている。
流星も眠そうで帰りたそうだし、帰ろうとのんちゃんを呼ぶと、
「ぼくまださっかーするー！」
と言ってし続けるのんちゃん。サッカーが好きで堪らないようだ。
「また明日も外に出るから、その時にまたやろな！」
「ほんまー？」
「ほんまー」
「じゃあやくそくやで！あしたはみんなでさっかーしよ！」
「う…うん。みんなでね…」
約束してしまったせいで、次の日、楽しそうなのんちゃんと反面、昨日のトラウマのせいで楽しそうやない大毅と流星にずっと睨まれる俺なのであった。
END
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えるも(プロフ) - パリぴーーーさん» コメントありがとうございます！…好きですね。結構好きです。 (2019年12月25日 2時) (
レス) id: 15b7eb1764 (このIDを非表示/違反報告)
パリぴーーー - どーでもいいかもしれないんですけど…エルモ好きなんですか？ (2019年12月24日 21時) (レス) id: e057ffc949 (このIDを非表示/違反報告)
えるも(プロフ) - 0923さん» コメントありがとうございます！そう思っていただき嬉しいです！皆さんのコメントやhit数がお話を作る源です！！ありがとうございます。これからも楽しんでいただければ嬉しいです！続きもよろしくお願いします！ (2019年7月22日 0時) (レス) id: 15b7eb1764 (このIDを非表示/違反報告)
0923(プロフ) - えるもさん癒しになる話を書いて頂いてありがとうございます。笑ったり、ほっこりしたりして、とても心が和みます。続きまってます。頑張って下さいね〜 (2019年7月21日 21時) (レス) id: cdfff3cef5 (このIDを非表示/違反報告)
えるも(プロフ) - みーすけさん» はじめまして！コメントありがとうございます！そして、リクエスト了解致しました！出来るまで今しばらくお待ちください。^^ (2019年7月21日 13時) (レス) id: 15b7eb1764 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えるも | 作成日時：2019年7月13日 2時
