社内ベビーシッター

わんちゃん1 ページ16

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「わんわん！」


「わん！」


「ん？大毅、流星どうしたんや？」


「きょうあさな、となりのくるまにわんちゃんのっとったんや〜。やから〜りゅうとわんちゃんごっこしてた。」


「ん。わんわん。」


「ふ〜ん。大毅わんちゃん好きなん？」


「おん！あ！わんちゃんや！」


そう言って大毅が見ている外を向くと、




ワンワン！！



大きなゴールデンレトリバーが。



「あ！いぬ！」


大毅とのんちゃんは一目散に犬の方へ向かった。
一方流星は、



「りゅ、りゅうは、、こわくない、、ちょっとおおきいだけ、、やから、」


「じゃあ、りゅうこっちおいでや！」


のんちゃんが犬の方へ連れて行こうとすると、



「まままって！あとでいく、、」


流星なんて構わずズンズンと連れて行くのんちゃん。ビビってる流星可愛い。とほのぼのみているといつのまにか窓が開いていて、犬が保育ルームの中へ


ワンワン！！


「わんわん！！」

「わーー！！」

「こっちにくるにゃ〜！！！」


流星が目にいっぱいの涙を溢れさせながら俺に抱きついてくると、一緒に犬と大毅とのんちゃんが抱きついて来た。


「うわ〜こらっ！舐めんでや〜」


キャンキャン！


「ともはりゅうのや！」

「わんちゃんかわええ〜」

「ぼくのいぬ〜！」


いつのまにか犬と一緒にわちゃわちゃ遊んでいると、



「あ！ジャス！」


窓から男の人がこちらを覗いていた。


つづく

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