愛し、愛され 2 【短編集】

【HJ】略奪愛 ページ14

リクエストありがとうございます！🫶



『う〜ん…』


お洒落なカフェには似合わない溜息


「今日も来てくれたんだね」


『あ！ヒョンジンさん！こんにちは』


カウンター席に座っていた私の隣に座るこの人は、カフェ"straykids"の店員さん


最近はよくここに来てて、ちょっとずつだけど店員さんたちとも仲良くなってきてた


「溜息ついてたけど、何か悩み事？」


『あー…そんなとこです笑』


てかがちで顔が良い


ここのカフェの店員さんみんな顔いいんだよね


「俺でよかったら話聞くよ？」


『う〜ん…』


「話しずらい事？」


話せないってわけじゃないけど…


「誰かに話したら楽になる事もあるよ！」


『そう…ですよね！じゃあ聞いてもらっていいですか？』


それからは全部素直に話した


最近彼氏と距離があること


若干冷められていること


でも私はまだ彼氏のことが好きということ


ヒョンジンさんは口を挟むことなく、相槌をうって真剣に聞いてくれた


「そっか、そんなことがあったんだね
Aちゃんはよくやってるよ、偉いね」


そう言ってヒョンジンさんは私の頭をポンポンと撫でる


思ってた以上に距離が近くて体が固まる


ヒョンジンさんの中ではこれが普通なの…？？


『ヒョンジンさんはどう思いますか…？
やっぱり別れた方がいいんですかね…』


ヒョンジンさんは少しの間黙っていたけど、口を開けて


「おれに一つだけアイディアがあるんだけど」


と言ってきた


『え！？ほんとですか！？聞きたいです！』


これは聞くしかない！


「Aちゃん」


『はい！』





「俺と駆け落ちしない？」





『へ…』


「俺、Aちゃんに一目惚れしちゃったんだよね
だからさ、俺と付き合おうよ」


ぐいっ、と距離を一気に詰めてくるヒョンジンさん


『ぇ』


「ねぇ、だめ？」


ヒョンジンさんの目は熱を孕んでいて


何故かとても魅力的に見えて目が離せなくなった


ヒョンジンさんとなら幸せになれそう


証拠も何も無いのにそう思えちゃって


「んー迷ってるかな？
じゃあ覚悟が出来たら今日の夜にまたココに来て？
俺まってるね」


そういって厨房に消えたヒョンジンさん


この時既に私の心の中ではもう決まっていた



−−−
なの様より
リクエストありがとうございました！
略奪愛、初めてだったのでうまく書けたかわかんないですけど、どうでしたか？
ヒョンジナに口説かれちゃったらもうコロッとおちちゃいます笑

【HN】僕だけを見て→←【LK】甘え (リクエスト)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す