らう×すの (ページ4)

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お迎え。IwRu ページ4

Iw side

辺りもすっかり暗くなった夜の22時。

空港のロータリーにラウのお迎えに。

海外のコレクションにお呼ばれしてミラノとパリに約2週間行ってたラウ。

夜も遅いし迎えなんていいよと言われたけど約2週間ぶりのラウに会いたくて。

LINEでも電話でもやり取りはしてたけど時差もあったりで十分には出来てないのが現実だったし、ラウに会うことでしか得られない栄養がある。

「ラウ！こっち！」

飛行機が着いたよ！とラウに連絡を貰ってから約30分後ロータリーに来てキョロキョロしてるラウに窓を開けて声をかける。

『あ！岩本くん！』

大きいキャリーバックを引きながら駆け寄ってくるラウに俺も車から降りてお出迎え。

「うおっ！」

『うわぁー、岩本くんだぁー、』

「ラウおかえり」

『んふっ、ただいま！迎えに来てくれてありがとー』

駆け寄ってきてそのまま抱き着いてくるから俺も腕を回して抱きとめる。

チラホラと周りに人は居たけど周りが暗いからね。

「キャリー貸して？」

『あ、ありがと。』

キャリーを後ろに乗っけて運転席と助手席に乗り込む。

「どう？楽しかった？」

『うん！めちゃくちゃ楽しかった！』

「それは良かった」

『でもやっぱり歩きたくなるね、ランウェイ』

次は絶対。そう言って笑ったラウの頭を左手を伸ばし頭を撫でる。

『ふふっ、』

「ラウが1番かっこよかったよ。まじで。」

『えぇ嬉しい！』

「この後どうする？家まで送ってこっか？それとも俺ん家来る？」

『え、いいの！？岩本くんとこいく！』

「ははっ、おっけー」

俺の家まで約30分。家まで後10分ぐらいのとこになると急に口数が少なくなるラウ。横をチラッと見るとウトウト。

さすがに疲れてるよなぁ、時差ボケもあるだろうし。

「ラウ、着いたら起こすから寝てていいよ？」

『ん？んーん大丈夫ー。岩本くんの安心感すごくて力抜けてた笑』

信号で止まったタイミングでウトウトしてるラウ頬を撫でるとその手に顔を寄せてくるラウ。

特に何の会話もないこの空間がとても心地いい。

車が発進する頃にはもうラウは夢の中。

しれっと俺の服の袖を掴んでるラウの右手がめちゃくちゃ可愛くてにやけてしまうのは許して欲しい。